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塩尻市屋根外壁塗装:金属屋根・窯業系外壁・金属製外階段・軒天それぞれの手順をご紹介
塩尻市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
訪問販売の業者がひっきりなしに来ていたそうです。塗装しなければいけないと検討はされていましたが、訪問販売業者に依頼することは避けたかったため、インターネットで検索して出てきた弊社にお問い合わせいただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:40日
- 築年数:30年
- 使用材料:屋根
関西ペイント ダイナミックルーフ
外壁
AGCコーテック ルミステージ水性GT
塩尻市で行った屋根塗装、外壁塗装の様子をご紹介します。
屋根は金属製カラートタン、一部サビが見られるという劣化症状でした。
外壁は窯業系サイディング、チョーキングなどの劣化症状が見られました。
いずれも今塗装しないとどんどん劣化が進んでしまうという状態です。
また、付帯物として外からベランダに上がる鉄製の階段、雨樋、軒天、鼻隠しなども塗装しています。
今回はそれぞれの塗装の様子を手順を追いながら解説していきます。
街の屋根やさん松本諏訪平店では有資格の経験豊富なスタッフが屋根や外壁の問題を解決します。
屋根や外壁にお困りごと、お悩み事、不安、不満をお持ちの方、一度街の屋根やさんまでご相談ください。
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塗装の前の下準備の様子です。
まずはケレンという作業です。ケレンは塗装用語で諸説ありますがクリーンから派生したといわれています。
サビや剥がれかけた脆弱な塗膜、簡単には落ちない汚れなどを機械や道具を使って削る作業を言います。
また、ケレンをすることによって塗装面に細かいキズが付き、塗装面積が増えるので塗料の密着を高めるという効果もあります。
薬品を使って行う1種ケレン、電動工具を使って行う2種ケレン、手道具を使って行う3種ケレン、掃除など簡単に行う4種ケレンと分かれていますが、1種ケレンは一般住宅ではまず行いません。
まれに2種ケレンを行いますが、一般住宅では3種、4種ケレンを中心に行います。
今回は鉄製の外階段のサビが著しかったので電動のサンダーを使った2種ケレン、屋根を手道具を使って3種ケレンを行っています。
塗装に限ったことではありませんが、何事も下地は重要です。
特に脆弱な塗膜が残ったまま塗装をするとそこからはがれてしまう可能性があるので、ケレン作業は念入りに行います。
次に高圧洗浄で塗装面の汚れを落としていきます。
洗浄に使う洗浄機は家電量販店やホームセンター、通信販売などでよく見る電動の高圧洗浄機ではなく、私たちプロはガソリンエンジンの強力な洗浄機を使います。
左の写真の丸囲みの写真がその洗浄機です。
電動の洗浄機では水圧が足りず、欲しい水圧にするにはホースを細く絞らなければなりませんがそれだとムラになってしまいます。
ボールペンで紙を塗りつぶすイメージです。
私たちの使う洗浄機はホースを絞らなくても水圧を確保できるのでむらなく洗浄することができます。筆で紙を塗りつぶすイメージです。洗浄もケレン同様しっかり行い汚れや落ち葉など塗装に邪魔なものを洗い流します。
まずは建物から少し離れている鉄製の外階段の塗装を行います。
一部例外の塗料はありますが、多くの場合塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。
下塗りは塗装面と塗料の密着を高める接着剤の役割がある塗料を塗装します。
プライマーやシーラーと言われる塗料です。
次に中塗り、上塗りと塗っていきます。下塗りから中塗り、中塗りから上塗りと次の工程に進むまで前に塗った塗料がしっかり乾いていることが大切になります。
完全に乾く前に次の塗料を塗ってしまうと、前の塗料が蒸発して乾く水分が行き場を失って上の塗料を押し上げてしまいます。
フクレという現象です。真夏でも2時間、できれば一晩おくことが必要です。
屋根塗装の様子です。同じように3回塗りで仕上げます。
上の写真は下塗りの様子ですが、塗り方が違います。
左は屋根材の重なりの部分を刷毛を使い、右の写真は広い面をローラーを使って塗っています。
刷毛を使って塗る方法をダメ込みといいます。塗り残しなどのダメをなくすという意味のこれも塗装業界用語です。
ローラーが入らない細かいところを刷毛を使って塗っていきます。
屋根の下塗りも塗装面と塗料の密着を高める接着剤の役割があります。
屋根塗装の中塗り、上塗りの様子です。
使用した塗料は関西ペイントのアレスダイナミックルーフ2液タイプです。
塗膜に紫外線が当たると塗膜の中にラジカルという塗膜劣化因子が発生します。
塗料の分子を破壊してチョーキングの原因になるものです。
ダイナミックルーフはこのラジカルの発生を抑制する効果がある塗料です。
劣化因子の発生が抑制されるので長持ちするという塗料です。
また、2液タイプと言って、主剤に硬化剤を混ぜて使う塗料です。
塗膜表面が固くなるので傷などがつきにくく、積もった雪が氷の塊になる長野県のような寒冷地に最適な塗料です。
外階段も同じ塗料を使っています。
外壁塗装に移ります。
外壁には窓や給湯器、計器類、配管など塗装しないところがあります。
塗料がついてしまわないようにビニールなどで非塗装部分を覆います。
これを養生と言います。養生は塗装部分と非塗装部分の境になるので、まっすぐきれいに貼ることが要求されます。
まっすぐきれいに貼ることで塗装したラインがきれいに出ます。
もちろん塗料の入り込むような隙間や破れがないように貼りますが、そうすることで安心して塗装作業ができて効率が上がります。
外壁塗装も下塗り、中塗り、上塗りの買い塗りで仕上げます。下塗りが接着剤の役割があるというのも同じです。
今回外壁に使用した塗料はAGCコーテックのフッ素樹脂塗料ルミステージ水性GTという塗料です。
AGCコーテックは旧旭硝子の塗料部門の会社で、塗料メーカであるとともにフッ素を供給する材料メーカーでもあります。
有名な橋梁や東京の電波塔、沖縄の水族館、航空機の機体など、簡単に塗り替えができないところに使われていることから、長期間の耐候性が期待できる塗料です。
塗装後10年経っても塗りたてのツヤが維持されているという施工結果も出ています。
屋根外壁以外の付帯部分の塗装の様子です。
左は鼻隠しという部分の塗装です。
鼻隠しとは雨樋がついている面で、屋根の下地材の垂木という縦に入っている木材の先端(鼻)を隠すという意味で鼻隠しと言われている板金です。
金属製なので屋根と同じダイナミックルーフを塗っています。
右は雨樋の塗装です。
写真は軒樋という横に走っている雨樋で、写真にはありませんが竪樋ももちろん塗装しています。
金属製なので同じくダイナミックルーフを使っています。
次に軒天の塗装です。
軒天とは軒裏天井と言い屋根の出(軒 のき)の裏側になります。
軒天には通気性のある関西ペイントのワイドグリップという塗料を使っています。
通気性がないと水分から膨れてしまう恐れがあるためです。
軒天だけは外壁塗装の前に塗ります。
最後に土台水切りの塗装です。
水切りは基礎の上にあって壁から伝ってくる水が外壁の裏側に回らないように外に逃がすための部材です。
アルミ製のことが多いので、その場合は塗装することは難しいのですが、今回は鉄製だったので屋根と同じダイナミックルーフを塗っています。
これですべての塗装が終わりました。養生を外して足場を解体して工事終了です。
街の屋根やさん松本諏訪平店では屋根や外壁の点検、調査、お見積りは無料で行っています。屋根、外壁にお困りごと、お悩み事、不安、不満をお持ちの方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。
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〇この工事の現場 塩尻市はこんな街
塩尻市は松本盆地の南側、長野県のほぼ中心に位置する人口6.7万人の都市です。特産のブドウを使ったワインは世界的にも有名で、平出遺跡は古の歴史を、奈良井宿や木曽漆器は歴史と伝統を感じさせる街です。また、基幹産業の製造業も活発で、ものづくりの街でもあります。
この記事を書いた加盟店
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株式会社イトウ住建
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