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新居浜市で、雨漏りしていた屋根のモニエル瓦から平板防災瓦への葺き替え工事を行いました
新居浜市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
こんにちは。
街の屋根やさん新居浜中央店です。
新居浜市で、雨漏りがするので見に来てほしいとご依頼をいただきました。
セメント製のモニエル瓦で、これまでにも雨漏りの際に応急的に修理をして対処されてきたそうです。
経年劣化により塗装も落ちてきていたので、塗り替え、葺き替えも含めてご検討されているとのことでした。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:4日間
- 築年数:約40年
- 使用材料:平板防災瓦、ルーフィング、瓦桟、コーキング、シルガード、板金、シーラー他
モニエル瓦葺きの屋根から雨漏りのご相談。点検に伺いました
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雨漏りしているので見に来てほしいとご依頼を受けました。
伺ってみると、モニエル瓦ぶきのお宅でした。
モニエル瓦はセメント製の瓦で、表面に塗装されているので年数が経つと塗り替えが必要になります。
屋根に上がって点検してみると、ずっと塗り替えされていなかったため、全体的に経年劣化で塗装が剥がれていました。
セメントには防水機能がありません。そのため、塗装をして防水機能を持たせなければいけないのですが、年月が経つと、剥がれてきます。塗装が落ちると、瓦が雨などの水分を吸収してしまい、瓦がもろくなります。
また、写真にも少し写っていますが、日陰の部分に苔が生えたり、ほこりなどが固まったりして、雨水がきれいに流れなくなることも雨漏りの原因になることがあります。
また、こちらのお宅では、過去に雨漏りした時に、雨漏りした箇所の近くの棟や壁の取り合い部分を応急補修していました。
棟瓦と、棟に接する地瓦の隙間を埋めるようにコーキングが施されていました。
壁の取り合いの部分には、板金と瓦の間にセメントが盛られていました。
雨漏りのご依頼を受けて点検させていただくと、よくこのような処置がされているのを見かけるのですが、これが逆効果になって雨漏りを悪化させていることが多いのです。別の箇所から隙間に入った雨水が、流れ出る通り道を塞がれ、中に浸み込みこもってしまい、新たに雨漏りの原因を作ってしまうのです。単に隙間を塞いだだけでは雨漏りは止まらないのです。
塗り替えも選択肢の一つでした。が、表面が傷んでおり費用もかかり、塗装しても定期的に塗り替えの必要が出てくるため、今回は防災瓦への葺き替えをお選びいただきました。
防災瓦は陶器なので、塗り替えの必要がなくずっと美しさが保てます。
古い瓦を撤去した後、小さなかけらや土などを取り除け、屋根の下地の状態を再確認します。
ルーフィングが傷んで中に水が浸み込んでいたり、雨水がうまくはけずにこもってしまっている箇所などがあると、屋根の地板を腐らせて板の張替が必要になることもあります。工程に大きく影響してくるので、ここで再確認です。
瓦を撤去した後の下地を確認します。
こちらでは、アスファルトルーフィング940という下葺き材が使われていました。
かなり年数の経った瓦を撤去すると、下葺き材にアスファルトフェルトが使われていることがありますが、フェルトの場合、ボロボロに朽ちていて防水の役割が果たせていない状態になっていることがあります。
アスファルトルーフィングは、フェルトに比べ耐用年数が長いので、今回のお宅でも傷みがなく、その下の地板も傷んでいませんでした。
屋根の防水において、ルーフィングの役割はとても重要です。
今回は、古いルーフィングは剥がさず、新しいルーフィングを上から増し張りすることにしました。
桟木を取り除けて、ゴミやホコリなども取り除き、掃除をして新しいルーフィングを張ります。
雨が降っても濡らさないように、ブルーシートで養生します。
瓦葺きは、ガイドライン工法に従って行います。
全ての桟瓦(地瓦)は、引っ掛け桟工法によって下地に緊結するため、まず桟木を打っていきます。
桟木は防腐処理を行っているため、着色しています。
また、水抜きのための溝が刻まれています。
瓦を葺きます。
今回は、平板の防災瓦をお選びいただきました。平板の中でも、両端をU字型に盛り上げたタイプで、デザインにリズムが生まれ、さらに防水性により効果が出ます。
カラーは、ナチュラルカラーシリーズのレッドをお選びいただきました。素焼きの色むらのような変化を付けた、リズムと温かみのある色です。
陶器瓦で色あせすることがないので、今後塗り替えの必要がなくずっと美しい色合いを保てます。
軒先から1枚1枚釘留めします。
瓦を葺き始める前に、ケラバ部分に必要な部材を取り付けます。
破風板の上に取り付けて角材は傷んでいたので撤去し、破風板の内側に防腐処理をした棟木を取り付け、その上に防水のためのケラバ板金を取り付けます。
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屋根の端まで地瓦を葺いたら、防水のためのシーラーを貼り付けケラバを施工してゆきます
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葺き替えなので、仮置きして既存の屋根に合わせながら調整します
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1枚1枚ビスで留め付けます
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ケラバ部分仕上がり
地伏が終わり、この後棟部分の施工、既存の建物との取り合い部分の補修などを行います。
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棟金具をあらかじめ棟部分に取り付けておきます。
これも、ガイドライン工法に決められている施工法です。
ガイドラインに定められている取り付け間隔(三角冠瓦一本伏の場合910mmが標準)で施工します
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棟金具に棟木を取り付けます。
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棟際の最上段の地瓦は、長さを合わせてカットし、1枚ずつビスで留め付けます。
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壁の出隅の小さな棟部分も、ちゃんとガイドライン工法で施工します。
棟金具、棟木を取り付けている状態。
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棟木に1枚ずつビスで留め付けます。
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棟部分の完成
葺き替え工事に当たって瓦の形が変わったため、建物の壁などの元の部分とぴったり合わなくなってしまった箇所や、屋根周辺で傷んで補修が必要になっている箇所の補修を行いました。
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壁際に葺かれていた古い瓦を取り外したところです。壁際に水切板金が取り付けられていたのですが、棟が突き当たる山形の部分だけ、板金ではなくシングル材を切って板金の代わりに取り付けられていました。そのシングル材が劣化し破損していたので、GL鋼板を寄り付けました。
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壁際の棟部分の板金の上部に穴が開いていたため、こちらもGL鋼板を加工して上から補修しました。
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瓦の形状が変わったために、既存の板金と新しく葺いた瓦の間に隙間ができてしまった箇所です。
隙間を塞ぐために、こちらにもGL板金を取り付けました。
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流れ方向の壁際も、細長い三角形の隙間ができています。
ここは、三角シーラーで形に合わせて隙間を埋めます。
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流れ壁、桁壁の既存部分との修正ができました。
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屋根周辺の壁の塗装の細かい亀裂などをコーキングで埋め、きれいに仕上げます。
工事完了です。
白い壁に瓦の優しい色合いがマッチして、明るく温かい感じに仕上がりました。
防災瓦は災害に強く、遮熱性にすぐれ防音性も高いのが特徴です。
色落ちすることもなく、ずっと美しく快適にお住まいいただけます。
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