現地調査

足場作業

　工事の予定が決まったら、事前に足場屋さんと現地調査を行います。
　足場は足場の図面があって、当日はその図面通りに職人が足場を組んでいきます。

　今回は屋根の塗装のみなので、周りを歩けるようにぐるっと足場を組んでもらいました。

洗浄作業

　洗浄作業は施主様宅の水道をお借りして行いますので、専用のバケツを使い、節水に心がけております。
　工事の際はご協力をよろしくお願いいたします。

　洗浄を行う前は、藻やカビなどの汚れがびっしりと付着していました。
　高圧洗浄をして、これらの汚れを全て綺麗に落とします。

　こうした汚れを落としてから塗装をしないと、塗膜が剥がれる原因となってしまいます。

タスペーサー取付

　「タスペーサー」とは、屋根材の隙間を塗料で塞がないようにする道具です。

　今回のようなコロニアル屋根の塗装をする場合、塗料でくっついてしまった屋根の隙間をカッターを使って剥がす「縁切り」という作業を行っていました。
　カッターで行う「縁切り」は手間も時間もかかり、塗装した面を傷つけてしまう恐れもあります。

　だからと言って、縁切りを行わないと、屋根の内側に入り込んでしまった雨水の行き場がなくなり、雨漏りに繋がってしまうのです。

塗装開始

下塗り

　下塗りに使用したのはアステックペイント社の「サーモテックシーラー」です。
　屋根用の遮熱下塗り材で、「シーラー」なので上塗り材との密着性を高めるだけでなく、塗料の吸い込みも防ぎます。

中塗り

　中塗り・上塗りに使用したのは、下塗りと同じくアステックペイント社の「スーパーシャネツサーモSi」という遮熱シリコン樹脂塗料です。

　赤外線を反射する遮熱下塗り材のサーモテックシーラーと一緒に使うことで、遮熱効果がさらにアップします。
　夏場の省エネにつながりますね。

上塗り

　下塗りから上塗りまで、細かいところはハケで、広い面はローラーで、塗り残しのないように職人が確認しながら仕上げていきます。

完成

　今回使用した塗料は特殊無機顔料を使用しており、高い遮熱性と耐候性が期待できるものです。
　メーカー発表の耐用年数は13～16年です。

　もちろん、棟板金の釘の抜けも補修しました。

　白っぽくなっていた屋根が、太陽の光に反射する美しい屋根に戻りました。

　劣化してきたな～と思いながらもそのままにしてしまっている・・・という方がいれば是非一度、専門の信頼できる業者に点検だけでもしてもらってはいかがでしょうか？
　すぐにメンテナンスが必要なのか、いくらぐらい必要なのか・・・何となく目途が付けば生活設計にもお役に立てるかと思います。

　今後もお客様が安心して生活できるようにお手伝いしたいと思っております！

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