松山市で雨漏り工事①築43年の菊間瓦の屋根

こちらが雨漏り調査のお問い合わせをいただいたお住いで、築43年の木造2階建ての住居です。
屋根には今治市の菊間町で生産された「いぶし瓦」の「菊間瓦（きくまかわら）」がのっています。
お客様にお話をきくと、これまで屋根のメンテナンスをしたことがなく、前日の雨の日に初めて雨漏りをして驚いたようです。
すぐにインターネットで雨漏り修理の業者をさがして、私たち「街の屋根やさん」のホームページをみつけて電話でお問い合わせをいただきました。

雨漏りは放置すると建物の大事な木部を腐らせ建物の寿命を縮めるため、雨漏りに気づいたら早急な対応が必要です。

こちらの屋根調査のブログ
「松山市で雨漏りにお困りの瓦屋根を雨漏り調査しました」

松山市で雨漏り工事②バケツに残る雨漏りの雨水

まずは雨漏りした箇所を見せていただきます。
急な雨漏りで、とりあえず床が濡れないように雨水が落ちてくるところにバケツを置かれていました。

バケツの中は土まじりの雨水が2センチほど溜まっていました。
台所に3カ所雨漏りがあったそうで、それぞれ下のバケツに雨水が溜まった状態でした。
雨漏りがすると不安で眠れなかったと話してくれました。

松山市で雨漏り工事③雨漏りによる天井のシミ

天井には雨漏りによるシミがあります。
台所の他にも廊下の天井に異変がありました。これは雨漏りにより天井板がふやけていました。

天井から雨水が落ちてこなくても雨漏りしていることはよくあります。
雨漏りのサインとしては、①天井にシミがある。②天井からポタポタ音がする③湿気くさい等がありましたら雨漏りしているかもしれません。
早急に雨漏りの点検調査をしたほうがいいです！

関連ページ
「雨漏り修理・雨漏り改修工事は街の屋根やさんへ」

松山市で雨漏り工事④瓦を剥がして雨漏りの原因調査

つぎに雨漏りしている箇所の上の屋根を調査します。
屋根の瓦はとくに割れたりズレたりした様子はありません。
ためしに瓦を剥がすと瓦の下の防水紙が雨漏りにより濡れています。

何カ所か瓦を剥がすと雨漏りしている箇所としていない箇所があります。
雨漏りしている箇所の上に二階の雨樋がありますが、中央が垂れ下がっています。
これでは正常に排水されずに雨樋から雨水があふれ落ちてしまいます。

どうやら今回の雨漏りの原因はこの雨樋からあふれ落ちた雨水が瓦の重なりから侵入して雨漏りの原因となったようです。

松山市で雨漏り工事⑤経年劣化で垂れ下がった樋

通常は屋根に降った雨水が雨樋に集められて集水器から下に向かって順番に排水されます。
スムーズに排水されるように集水器に向かって傾斜をつけて雨樋を取り付けますが、
冬の積雪などにより雨樋が雪の重みで垂れさがるこてで、傾斜が逆になり排水されず雨樋から勢いよく雨水が落ちるようになります。

こちらの雨樋も軒の真ん中が一番低くなっていて、そのせいで樋の中はごみがいっぱいに詰まっていました。
これでは正常に排水されるわけがなく下の1階の屋根に勢いよく雨水が落ちてしまい瓦の表面で弾けた雨水が瓦の重なりから侵入して雨漏りしていたようです。

松山市で雨漏り工事⑥前日の雨で濡れた防水紙

瓦の下の防水紙は前日の雨漏りで濡れていました。
この様子では相当な雨水が室内に侵入していたようです。

本来は瓦の下の防水紙が雨漏りを防ぐ役割を果たすのですが、こちらの防水紙も築40年で経年劣化して防水機能は全く無い状態でした。
防水紙は瓦の下に侵入した雨水が雨漏りしないように防ぐ重要な役割があるのでこのままではいけません。

松山市で雨漏り工事⑦修理工事のご提案

これで雨漏り調査は完了です。
雨漏りの原因と現状の屋根の状態を報告書にまとめ、雨漏り修理工事の御見積書をお客様に提出します。

今回は雨漏りの原因となっている2階の雨樋の一部を新しい雨樋に替えるのと、雨漏りしていた箇所の瓦を部分的に解体して古くなった防水紙を新しく丈夫な防水紙に張り替えて元の瓦を復旧する工事をご提案させていただきました。

お客様にも納得いただき屋根工事をさせていただくことになりました。
また後日、こちらの屋根修理工事の様子をご紹介します。

雨漏り修理は原因を特定して適切な屋根工事が必要です。
これには豊富な経験と専門の屋根知識が必要となります。
私たち「街の屋根やさん西条・新居浜店」は創業50年をむかえ屋根工事専門店として豊富な実績がありますので安心してお任せください。もちろん松山市や中予地区エリアにお住まいの方も大歓迎です！
無料の屋根点検調査を行っております。

関連ページ
「街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！」

松山市で雨漏り工事⑧瓦を再利用する葺き直し工事とは

今回行う「屋根葺き直し工事」とは、既存の瓦を剥がして瓦の下の防水紙を新しいものに張り替えた後、元の瓦を復旧する工事をいいます。新しい瓦代がかからないので工事費用を抑えることができますが、劣化した瓦は再使用できない為注意が必要です。

関連ページ
「これまでの瓦を再利用して屋根を葺き替える屋根葺き直し」

今回の屋根葺き直し工事の施工範囲は雨漏りしている1階の台所の上の屋根だけとなっています。
まずは施工範囲の瓦を水上から順番に剥がしていきます。
こちらの瓦は昔の瓦の為、瓦を留める釘穴が開いていませんでした。剥がした瓦は作業の邪魔にならない場所に仮置きしておきます。

松山市で雨漏り工事⑨防水紙の重要性

瓦を剥がしたところの古い瓦桟木と防水紙を撤去して掃除した後、新しい防水紙を施工します。
防水紙は瓦の下に侵入した雨水が雨漏りするのを防ぐ重要な役割があります。

関連ページ
「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」

今回使用するのは防水性と耐久性に優れたゴムアスルーフィングの「田島プラチナプラス」を施工します。
水下から上に向かって順番に張ります。この時、注意するのが防水紙の重ね代。
上下10㎝左右20㎝以上を重ねてタッカーで留めます。

松山市で雨漏り工事⑩防腐剤を加圧注入した特注の瓦桟木

防水紙の表面に瓦の割り付け寸法を墨だしして瓦桟木を取り付けます。
瓦桟木は瓦の裏面にあるツメのような突起物を引っ掛けるためのもので、これのおかげで瓦がズレることはありません。
瓦桟木は丈夫で長持ちする耐久性が求められるので防虫防腐材を加圧注入した特注品を採用しています。
これで耐久性は抜群です。

松山市で雨漏り工事⑪元の瓦を再利用して復旧

元の瓦を再使用して屋根を復旧します。
これで屋根葺き直し工事は完成です。
瓦の下に入った雨水も新しい防水紙により雨漏りすることはありません。

松山市で雨漏り工事⑫軒樋の取り換え

つぎに二階の一部の樋の修理をします。
積雪による雪の重みで雨樋の傾斜が逆勾配になり大量の雨水が樋からあふれ1階の屋根に落ちて雨漏りしていました。
まずは既存の樋を撤去して古い樋の受け金具も撤去します。
次に新しいステンレス製の受け金具をビスで固定したら、新しい軒樋をかけます。
集水器にむかって傾斜をつけてスムーズに排水させます。

関連ページ
「雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください」

松山市で雨漏り工事⑬竪樋でスムーズに排水

軒から1階の屋根に雨水を降ろす筒状の竪樋も新しいものに取り換えます。
以前は1階の屋根の上には竪樋がなくて、大量の雨水が1階の瓦の上に流れていました。
これでは瓦の重なりから雨水が逆流して雨漏りするので、竪樋を延長して1階の軒樋までスムーズに排水させる必要があります。
これで２階の大量の水が1階の瓦の上を流れなくなり雨漏りの心配はありません。

松山市で雨漏り工事⑭屋根工事の完成

屋根の葺き直し工事と、不具合のあった雨樋の取り換え交換が完了しました。
これでお悩みだった雨漏りは解消してお客様にも喜んでいただけました。
雨漏り修理は原因の特定が重要です。雨漏り原因を特定して適切な屋根工事が必要です。

これには豊富な経験と屋根の専門知識が必要となります。
私たち「街の屋根やさん西条・新居浜店」は屋根工事専門店として創業50年の豊富な実績がありますので屋根のお悩みは私たちにお任せください。
初めてのお問合せで不安な方はこちらも参考にしてください。

関連ページ
「屋根工事のご依頼・ご相談が初めての方へ」