水戸市で内縁側の天井に雨漏り！八つ谷漆喰の脱落が起因でした
更新日：2022年8月30日
お客様に状況をお聞きし、実際の雨漏り状況を確認させて頂きました。
雨染みは内縁側の天井で発生しており、雨量や風向きによって発生するとの事でした。
次は天井裏から状況を確認します。
雨漏り原因は、屋根である事は間違いないのですが、屋根からの雨漏りは柱や垂木などを伝わってきている場合もあるため、実際の屋根を調査する前に、可能ならば屋根裏を確認させて頂くのが当店流(^o^)丿
今回の現場は、平屋住宅で天井裏にもスペースがあったため、雨漏りしているだろう箇所まで梁を歩いて近づきます。
この部分が、内縁側の天井に雨漏りしている箇所です。
天井裏には断熱材が敷きこまれており、そこに大きな雨染みがありました。
少量の雨漏りは断熱材上で止まっていたようですが、必要以上に漏れた雨水は、断熱材の継ぎ目から漏れ出し、天井材まで漏れだしてしまったようです。
そして、雨漏りしている屋根下地は、どうやら屋根傾斜と屋根傾斜が交差する箇所の様です！
屋根裏を確認して凡その検討が付いたので、次は実際の屋根に登って原因を探ります(^o^)丿
梯子は、雨樋の付いている軒先に架けると負荷がかかって凹むので、ケラバ側に架けて配慮します。
内縁側の雨染み箇所と屋根裏確認から、この谷部分だと推測！
銅板製の谷板金には、複数の漆喰（しっくい）の塊が落ちてきていました。
瓦屋根に施される漆喰は、棟瓦（ぐし）に施されているのは皆様も御承知の通りですが・・・
谷板金の面戸部分にも、漆喰が使われている事があるんです！
雨の侵入口は、この谷板金周辺です。
谷板金は経年によって穴が開き、その穴から浸水した漏水は良くある話ですが・・・
今回は、穴あきが直接の原因ではありませんでした。
水戸市の瓦屋根の谷板金は、瓦の膨らみ部からの漏水を防ぐ為に、漆喰が施されていました。
そして、その谷面戸漆喰は、前述でお伝えしたように脱落している為、瓦に降り注いだ雨水が谷板金に流れる際に、雨量が多いと面戸から浸水してしまったのが起因となっていました。
しかし、瓦や谷板金の下には、二次防水機能として防水紙（ルーフィング）が敷設されているので、防水紙が健康であれば室内に雨漏りしません。
したがって、浸水口は谷板金面戸でも、雨漏りを改善するには、原因である防水シートから手を入れる必要があると言う事になります。
今回の雨漏りは、起因は谷漆喰の脱落による物ですが、根本的な原因は防水紙の破損です。
雨漏りを根本的に直すには、起因と原因双方の改善が必要で、それが本当のプロの雨漏り修理(^o^)丿
雨漏りでお悩みの方は、原因を追究し、根本的に解決してくれる業者を選択して下さいね。
水戸市の現場は、八の字状（V字状）に施工された八つ谷板金です。
谷板金は、瓦の下まで潜っており棟瓦も緩衝しているため、谷板金を交換する際には、緩衝する瓦や棟の脱着も必要になり、お客様が思っている程、簡単ではないのが谷板金交換です。
しかし、複雑な屋根修理だからこそ、原因を明確にし、技術のある工事店に依頼する事が必要です！
お施主様にお見積りを提出し、工事のご依頼を頂きましたので、スケジュールが調整でき次第、屋根修理に入らせて頂きます(^o^)丿
施工の様子も随時報告していきますので、ご興味のある方は、また当店のブログに遊びに来てくださいね(^^♪
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