街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は三田市で行った「塗装NGなモニエル瓦屋根の葺き替えリフォーム」になりますよ(^_^)/

モニエル瓦とは軽量のセメント瓦屋根の1種で、重たい瓦屋根より耐震性に優れていることから、多くのお家で使用されている屋根材です。

築15年程度で色あせが発生してくるため、塗装リフォームを行う方が多いのですが、雨漏りしている場合は塗装NGとなりますね！

なぜ塗装NGなのか？葺き替えリフォームの工程と共にご紹介していきましょう。

三田市でモニエル瓦屋根リフォームを行う現場紹介

コチラが、三田市でモニエル瓦屋根の葺き替えリフォームを行う現場になりますよ(^_^)/

【建物情報】
・築年数35年
・2階建て木造住宅
・屋根材　モニエル瓦
・現在　雨漏りあり

既存のモニエル瓦屋根は過去に塗装など行っておらず、現在は2階の室内に雨漏りしている状態です。

モニエル瓦屋根の表面は色あせている状態で、撥水機能がない状態でしたね(>_<)

築15年～20年程度ですと塗装リフォームがお勧めなのですが、屋根下の防水シートが劣化して雨漏りしているということで、塗装はNGと判断します。

塗装すれば雨漏りが治ると思われがちですが、防水シートが劣化していると塗装しても雨漏りが治らないので要注意ですよ！

無塗装状態のモニエル瓦屋根は処分費用が安い！

それでは、三田市でのモニエル瓦屋根リフォームで葺き替え工事を行っていきましょう(^_^)/

まずは、既存のモニエル瓦を撤去していきますよ！モニエル瓦屋根は釘で固定されているため、手作業で釘を抜いて撤去していく必要があります。

釘をお家の廻りに落とさないように気をつけながら作業することがポイントとなりますね！

この現場の屋根は傾斜がきついため、モニエル瓦の落下防止で屋根の先端に下地用合板を立てかけ養生しておきます(^_^)/

足場は組んでおりますが、落下防止対策を行っておくことは重要となりますよ！

工事前に近隣さんへのご挨拶も行っておくことが重要となりますね。

モニエル瓦屋根を撤去すると、屋根材を引っ掛けるための瓦桟と防水シートが出てきました！

この防水シートが劣化して破れていることが雨漏りの原因となっておりますので、塗装しても治らないということが分かっていただけるのではないでしょうか？

葺き替えリフォームでは、この瓦桟と防水シートも撤去していきますよ(^_^)/

屋根材の下に敷いている防水シートを撤去すると、下地となる「下地用合板」が出てきましたね(^_^)/

雨漏りしている物の下地用合板の状態は比較的良好で、部分的に腐食している程度の状態でした！

雨漏りを長年放置していると、屋根下地まで腐食して大掛かりな工事が必要になりますのでご注意ください。

モニエル瓦屋根リフォームで下地補強を行います

それでは、モニエル瓦屋根葺き替えリフォームで屋根下地を補強していきましょう(^^)/

まずは、垂木と呼ばれる35mm角の角材を取り付けていきます！

屋根の骨組みを強化し垂木間で空気層を作り、断熱効果を高めることが目的ですね。

モニエル瓦の下地で垂木を取り付けた上から、厚み12ミリの下地用合板を取り付けていきます(^^)/

下地用合板は9ミリの物もありますが、屋根下地に使用する際は12mmがお勧めですよ！

ビスを使用して固定し隙間なく貼っていきます。

この様な感じで、丈夫で隙間のない屋根下地が出来ました(^^)/

塗装リフォームでは屋根下地の補強も出来ないので、築30年のモニエル瓦屋根には必要な下地工事ですね。

屋根葺き替えリフォームでは劣化した屋根下地の補強もできますので、雨漏りで多少下地が腐食していても問題ありません。

モニエル瓦塗装では治すことが出来ない防水シート貼り

お次は、モニエル瓦屋根リフォームで最も重要な防水シートを貼っていきます！！

冒頭でも述べましたが、屋根から雨漏りするということは防水シートが劣化しているということです。

雨漏りしていないお家でも、防水シートの耐久年数は25～30年程度と言われておりますので、そのくらいの築年数になると雨漏りを気にしたほうが良いかもしれませんね(>_<)

今回のモニエル瓦屋根リフォームで使用した防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートです！

通常の防水シートに比べてゴム繊維が含有されていることから、釘穴などから漏水しないような防水シートとなっており、耐久年数は35年以上と言われてますよ(^^)/

モニエル瓦より軽量で割れることのない「スーパーガルテクト」

ここから、三田市でのモニエル瓦屋根リフォームで新しい屋根材を葺いていきましょう(^_^)/

今回の、モニエル瓦屋根リフォームで使用している屋根材は「IG工業さんのスーパーガルテクト」になりますよ！！

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はスレート屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ塗装する必要がある

この屋根材はビスを使用して屋根下地へと固定していきます(^_^)/

屋根材同士を引っ掛ける構造ですので台風などの強風にも強く安心できる屋根材ですね。

この屋根材の重量は既存のモニエル瓦屋根の10分の１とかなり軽量で耐震性にも優れております。

今回のモニエル瓦屋根リフォームで使用した「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

屋根と外壁が取り合う部分には「雨押え板金」と呼ばれる水切りを取り付けていきます(^_^)/

壁際は雨漏りしやすい部分となるため、防水シートを立ち上げたり屋根材の下にも水切りを仕込んだりと、何重もの防水対策を行うことがポイントになりますよ！

屋根の一番高い部分には「棟板金」と呼ばれる仕上げ板金材を取り付けていきます(^_^)/

材質は屋根と同じガルバリウム鋼板ですので錆に強く長持ちしますが、強風などで飛散しやすい部分となりますので、釘固定ではなくビスで固定し風災対策を行っておくことがポイントとなりますね！

三田市　モニエル瓦屋根リフォームの費用と保証内容

今回のモニエル瓦屋リフォーム費用ですが、70㎡に対して1,200,000円となっておりますね！（足場代は150,000円）

土の入った瓦屋根葺き替え工事比べると低価格で施工が可能です。

軽量で割れる心配がないので安心ですよね(^_^)/

三田市でのモニエル瓦屋根リフォームで使用したIG工業スーパーガルテクトには、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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