街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は神戸市北区で行った「ひび割れの多いコロニアル屋根への重ね葺き工事」になりますよ(^_^)/

スレート屋根の1種であるコロニアル屋根は軽量で耐震性に優れていることから、今現在多くのお家で使用されている屋根材となっております。

しかし、薄型で非常にひび割れやすいということから、築15年程度のお家でも修理が必要となるケースが非常に多いです！

部分的な修理も可能ですが、根本的にひび割れしない屋根材へ替えることがお勧めで、ガルバリウム鋼板屋根を用いた重ね葺き工事が、今現在では主流となっておりますよ。

神戸市北区　コロニアル屋根への重ね葺き工事を行う現場紹介

コチラが、神戸市北区でひび割れの多いコロニアル屋根への重ね葺き工事を行う現場になりますよ(^_^)/

【建物情報】
・築年数40年
・2階建て木造住宅
・屋根材　コロニアル屋根
・現在　雨漏りなし

既存のコロニアル屋根はひび割れが多く、強風で屋根の一部が落下してカーポート屋根が破損している状態です。まずは、この現場の屋根の状態を簡単にご紹介しましょう！

既存のコロニアル屋根は複数枚ひび割れている状態で、過去にシーリングなどで補修が行われている状態でした。

しかし、ひび割れはどんどん進行し強風時に屋根材が落下するという非常に危険な状態でしたね(>_<)

この現場の調査に関する記事は現場ブログで詳しくご紹介しておりますので、そちらも見ていただけると幸いです！

【この現場の調査に関する記事】
・「神戸市北区　カーポートの屋根修理点検！強風で屋根が落下し破損」
・「神戸市北区　ノンアスベスト屋根材のデメリット！割れが酷く修繕不可」

屋根材は撤去せずに棟板金のみ撤去します

屋根重ね葺き工事の最大のメリットは、既存の屋根材を撤去・処分する必要がないということですね(^_^)/

撤去するのは屋根の接合部分に設けられている棟板金のみとなります！釘で固定されている棟板金を最初に撤去していきますよ。

釘は落下させないように注意が必要ですね。

棟板金を撤去すると、下地となる貫板が出てきました！

既存の貫板は通常の木材ですので、経年劣化で腐食している状態です(>_<)

こちらも不要ですので、屋根重ね葺き工事前に撤去していきましょう。

屋根重ね葺き工事でも重要視される防水シート貼り

それでは、ひび割れの多いコロニアル屋根への重ね葺き工事を行っていきましょう(^_^)/

冒頭でも述べたように、重ね葺き工事とは既存の屋根材の上から新しい屋根材を葺く工法です！

葺き替え工事に比べて費用が安く済むほか、工事期間も短くなり雨漏りを確実に止めることが出来ますよ。

まずは、長期的な雨漏り対策としてコロニアル屋根の上から「防水シート」を貼っていきます！！

防水シートを貼る際、雨漏りしやすい下屋根の壁際で立ち上げ加工を行う必要があります(^_^)/

今回使用している防水シートは「改質アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートで、通常の防水シートに比べてゴム繊維が含有されていることから釘穴などから漏水しにくいものになっていますよ！！

耐用年数は35年以上となっているため、長期的に雨漏りの心配はありません。

コロニアル屋根への重ね葺き工事でお勧めの屋根材をご紹介

そして、コロニアル屋根重ね葺き工事の主役である新しい屋根材を葺いていきます(^^)/

今回のコロニアル屋根重ね葺き工事で使用している屋根材は「IG工業スーパーガルテクト」になりますよ！！

【スーパーガルテクトのメリット】
・断熱材が入っているので断熱効果が高い
・非常に軽量で重量はコロニアル屋根の4分の１
・屋根材同士を引っ掛ける工法で台風・地震に強い
・ガルバリウム鋼板なので割れることがない

【スーパーガルテクトのデメリット】
・瓦屋根に比べると重厚感・高級感は劣る
・20～25年で色あせ、塗装する必要がある

コチラの屋根材は屋根材同士を引っ掛け、ビスで固定していきます(^_^)/

台風や地震にも強い屋根材となっているので、コロニアル屋根への重ね葺き工事にはお勧めの屋根材となっていますね！

稀に、釘で固定する業者さんがいるようですが、釘固定ですと大型の台風で飛散する事例がありますので要注意ですよ。

今回のコロニアル屋根重ね葺き工事で使用した低価格な「スーパーガルテクト」ですが、２種類のグレードと複数のカラーバリエーションがあります！

【標準グレード】
・ブラック　・ブラウン　・チャコール　・ブルー　・グリーン　・ワインレッド　６色展開

【フッ素グレード】
・ブラック　・ブラウン　２色展開

標準グレードよりフッ素グレードのほうが１㎡当たりの材料費が1,000円程度高くなりますので、屋根面積100㎡のお家ですと100,000円程度値上がりします！

表面の塗膜が5年長持ちするというのがフッ素グレードの特徴ですね。

ひび割れない屋根重ね葺き工事で各部の収まりをご紹介

ここから、新しい屋根材の各部収まりをご紹介していきましょう(^_^)/

まずは、棟部分に「防水シーラー」と呼ばれる止水面戸材を取り付けていきますよ！

棟板金の隙間から吹き降りの雨が入らないようにするための面戸材になりますね。

先ほど取り付けた防水シーラーの上から、棟板金の下地材となる「貫板」を取り付けていきます(^_^)/

貫板は15年程度で腐食が始まるので、防腐木材や人口木材の貫板を使用することがお勧めですね！

台風で飛ばないようにビスでしっかりと固定していきます。

そして、屋根重ね葺き工事の仕上げ材である「棟板金」を取り付けていきますよ(^_^)/

材質は屋根材と同じガルバリウム鋼板となっておりますので、錆に強く長期的に安心できる建材となっていますね。

棟板金は台風などで飛散しやすいため、釘ではなくビスで固定することがポイントです！

更にステンレス製のビスを使用することにより、将来的に錆びることがないので安心ですよ。ジョイントにはシーリングを挟み込んで漏水対策を行っておきます！

屋根と外壁が取り合う部分には「雨押え板金」と呼ばれるものを取り付けます(^_^)/

この様な部分は雨漏りしやすいため、何重にも防水処理を行う必要がありますよ！最後は外壁との取り合い部分にシーリングを打設すれば工事完了です。

この様な感じで、雨押え板金と外壁の取り合に部分にマスキングテープで養生しシーリングを打設すれば完了ですね(^_^)/

シーリングは10年程度で打ち替えなどのメンテナンスを行うことがお勧めとなっております！

神戸市北区　コロニアル屋根への重ね葺き工事の費用と保証内容

神戸市北区でのコロニアル屋根への重ね葺き工事で使用したIG工業スーパーガルテクトには、メーカー保証が付いております(^_^)/

・表面の色あせ15年　・表面の錆の発生20年　・表面の穴あき25年

そして弊社の保証内容として「雨漏り・強風による飛散」に対して、15年間の工事保証を付けております(^^)/

アフターメンテナンスとして2年に1回の無料点検も行っておりますので、長期的にご安心頂けますよ！！

今回の屋根重ね葺き工事費用は135㎡に対して1,600,000円となりました(^_^)/（足場代含む）

葺き替え工事に比べてかなり安くできるため、お勧めの屋根工事と言えます！

調査やお見積もりは「完全無料」となっておりますので、気になる方はお気軽にご相談くださいね！！

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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