更新日：2023年06月24日

　江戸川区北小岩にて行った屋根調査の様子をご紹介しております。お話をお伺いすると、近所で工事をしているという業者の方に屋根の板金を固定している釘が浮いているので修理が必要だと言われて屋根の状態が不安になられたそうです。

現地調査

　現地調査の様子になります。使用されている屋根材は金属製の屋根材になります。お客様にお話をお伺いすると数年前に瓦屋根から軽量の金属屋根に葺き替え工事を行っているとの事でした。屋根の形状は、切妻屋根といわれる左右1面づつの計2面から構成されているシンプルな形状の屋根になります。

　業者から指摘があった板金の確認を行いました。屋根の指摘で特に多いのが屋根の面が切り替わる部分に設置されている棟板金と言われる山形の板金になります。棟板金は下地の貫板といわれる板に釘やビスで固定されており、この釘やビスが浮いているので板金が外れそうになっているという指摘を多く耳にします。実際に確認を行いましたが、葺き替え工事よりあまり年数が経過しておりませんでしたので、屋根材や棟板金、各種役物関係の板金には特に問題が無い状況でした。

　この様に、業者から指摘を受けたといった場合でも実際に指摘された症状が発生している可能性は低いので焦らずに信頼できる会社で調査を行なってもらうのがオススメです。

　屋根には問題は見られませんでしたが、ベランダの波板は2022年6月に降った雹の影響により無数の穴が空いてしまっておりました。雨が降った際には、穴が開いている箇所から雨水が垂れてきてしまうので本来の役割を果たせていない状況です。

　今回は雹による建物への被害でした。お客様に確認を行うと火災保険にご加入されていると仰せでしたので火災保険を使用しての屋根葺き替え工事のご提案を行いました。火災保険は火災のみならず台風や雹などの自然災害でご自宅が被害を受けた際にはご自宅に掛けてある火災保険が適用されます。元の状態に復旧するために掛かる費用を保険会社が負担してくれますので工事とあわせて保険申請を行う事で工事費用が抑えられます。

　状況報告を行い、波板交換工事のご提案を行いました。波板交換工事の費用は、波板の寸法や枚数、施工環境により異なりますので詳しくは「街の屋根やさん」までお問い合わせください。