更新日：2023年04月12日

　逗子市沼間にある賃貸アパートのオーナー様より、「屋根の棟板金が剥がれてしまったので確認してほしい」とご依頼をいただきました。棟板金は屋根の頂点部分に位置するため風の影響を受けやすく、このような被害が起こりやすい部位です。
　設置時にはもちろん、しっかりと固定されていますが、経年とともに板金を固定する釘が緩んできてしまうため、強風で煽られて飛散してしまう被害が良く発生します。棟板金が無くなってしまえば、雨漏りなどの被害も起こりますので、定期的にメンテナンスを行い、被害を未然に防ぐ対策が必要です。

棟板金の状態を確認

　さっそく屋根に上がらせていただくと、大棟部分の棟板金が無くなり、貫板が露出した状態でした。こちらのアパートの貫板は画像の通り木製でしたので、このまま放置して雨が降れば腐食してしまいます。
　屋根の下地である防水紙も傷めれば、雨漏りにも直結してしまいますので、早急に補修する必要がありました。

残った板金も浮いていました

　こちらは、剥がれずに残っていた板金の様子です。板金を固定するための釘が緩んでおり、全体的に棟板金が浮いてしまっています。屋根材との間に大きな隙間ができているのがお分かりになりますでしょうか。この隙間に風が吹き込み、板金を飛ばしてしまうのです。飛ばされてしまった部分だけではなく、こちらも補修しなければいずれは同じように飛散してしまうでしょう。
　お客様に状況をご報告し、大棟全ての棟板金交換工事（税込み154,000円～）をご提案しました。

取り急ぎの雨養生

　現場調査の完了後、オーナー様の許可をいただき、取り急ぎの雨養生を行います。補修工事が着工するまでの間に雨が降り、雨漏りしないとも限りませんので、ご入居されている方々がご不便な思いをされないよう対応させていただきました。

　私たち「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルス対策として、「マスク着用」「手指アルコール消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」を徹底しております。どうぞご安心してお問合せください。