雨漏りは、突然起こると本当に焦りますよね。
「窓から水が…どうしよう！」と不安になりながらも、すぐに連絡をくださった安曇野市のお客様。
外壁の板間目地シーリングが切れていたことが原因で、出窓から雨水が侵入していました。
この記事では、緊急対応から施工完了までの流れを、現場写真とともにわかりやすくご紹介します。
外壁のひび割れや目地切れに気づいた方も、きっと参考になる内容です。

💧【目地の隙間】シーリングがなくなった窯業系サイディング

サイディングの板間目地（ばんかんめじ）は、外壁と外壁のつなぎ目に防水ゴム材＝シーリングを充填して、雨の侵入を防いでいます。
このゴムが劣化したり剥がれたりすると、外壁の奥まで水が入り込み、内部の断熱材や柱を傷めることも。
今回のお宅では、お子さんがいたずらで引っ張って剥がしてしまい、そのまま放置していたのが原因でした。
外観上は小さなスキマでも、壁の中では大きなダメージを生む危険があります。

🟦【応急対応】雨養生で窓まわりをブルーシートで保護

現地に到着したのは夕方。すでに雨は弱まっていましたが、外壁内部には水が残っている様子。
このまま放置すると再度の雨で被害が広がるため、ブルーシートで一時的に窓を覆い、雨養生を行いました。
お客様も「とりあえず今夜は安心です」とホッとしたご様子。
応急処置とはいえ、早い判断と迅速な対応が建物を守る第一歩です。

🧰【撤去作業】古いシーリングを丁寧に除去

後日、正式に打ち替え工事を開始しました。
まずは、わずかに残っていた古いシーリング材を完全に撤去します。
実はこの工程が最も手間がかかる部分で、旧シールを残したまま新しいものを上塗りすると、早期剥離（はくり）の原因になります。
今回はお子さんが“予備撤去”してくれていたおかげで（笑）、比較的スムーズに作業が進みました。
目地内部をきれいに整え、次の工程に備えます。

📏【下準備】マスキングテープでラインを整える

次に、シーリングを打つ目地の両端にマスキングテープを貼ります。
この工程があるかないかで、仕上がりの美しさが大きく変わります。
テープをしっかり貼ることで、シーリングが外壁に余分にはみ出さず、均一で直線的なラインに。
DIYでよく見られる失敗は、この工程を省いて“はみ出しだらけの仕上がり”になること。
安全面・美観面の両方から、プロの施工をおすすめします。

⚠️【DIY失敗例】はみ出したシーリングで美観が低下

こちらは別現場の例ですが、DIYで打たれたシーリングが大きくはみ出してしまっています。
はみ出し部分が汚れを吸着し、数年後には黒ずみの原因に。
また、適切な材料を選ばないと塗装が密着せず、再塗装時に剥離するトラブルも発生します。
安さだけで選ばず、「変成シリコン系」を選ぶことが大切です。

🛠️【施工工程】オートンイクシードを専用ガンで注入

使用したのはオート化学工業の「オートンイクシード」。
このシーリング材は、高耐久・高耐候性を持つ業界トップクラスの変成シリコン材です。
一般的なシーリングの寿命が10年前後なのに対し、オートンイクシードは20年～30年持続といわれています。
経年劣化しにくく、ゴムの柔軟性を長く保つ「可塑剤コントロール技術」が最大の特徴。
専用ガンでしっかり充填し、ヘラで丁寧に均していきます。
施工後のラインはツヤのある美しい仕上がりになりました。

🎀【仕上げ】マスキングを素早く剥がして完工

打ち終わったシーリングは固まる前にすぐにマスキングテープを剥がします。
ここで時間を置くと、テープを外す際にシーリングも一緒に剥がれてしまうため、スピードとタイミングが命です。
テープを外すと、ピンとまっすぐ伸びた美しい目地ラインが現れました。
これでリビングの出窓からの雨漏りも完全にストップ。
「これでもう安心して過ごせます！」とお客様も笑顔でお話しくださいました。

【まとめ】

今回の雨漏りは、外壁のシーリングが完全に失われていたことが原因でした。
窯業系サイディングの目地は、建物を守る“防水の要”。
小さなスキマでも油断は禁物です。
私たち街の屋根やさん松本諏訪平店では、無料の雨漏り点検・外壁診断を行っています。
「うちもそろそろ心配かも」と思ったら、まずはお気軽にお問い合わせください。
地域密着の安心対応で、住まいの“もしも”に寄り添います。

お客様の声と担当者よりひとこと

【お客様の声】

「リビングの出窓から水が入ってきたときは本当にびっくりしました。
電話したらすぐ来てくれて、応急処置も丁寧で助かりました。
新しいシーリングは見た目もきれいで、お願いして本当によかったです。
今では雨の日も安心して過ごせています。」

【担当者よりひとこと】

外壁のシーリングは“雨漏りを防ぐ最前線”です。
今回のように剥がれが原因でも、放っておくと壁内部の木材や断熱材が腐ることも。
安曇野市は夕立や寒暖差が大きいため、耐候性の高い材料の選定がポイントです。
オートンイクシードのような高耐久シーリングを採用すれば、長く安心が続きます。
早めの点検・早めの対処で、お家を守りましょう。

【地域コラム：安曇野市】

安曇野市は北アルプスを望む自然豊かな地域で、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。
外壁やシーリングは、こうした気候条件で「収縮・膨張」を繰り返すため、劣化が進みやすい傾向にあります。
特に冬の凍結や夏の直射日光に強い素材を選ぶことが大切。
観光ではわさび田湧水群や碌山美術館、穂高神社などが人気です。
地域密着で活動する私たちは、この土地の気候を熟知した施工で、安曇野の住まいを守り続けています。

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