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熊本市南区の住宅で雨漏り調査|瓦棒葺き・カラーベスト屋根勾配(傾斜)の緩さで屋根に水溜りが発生!
更新日:2023年3月8日
熊本市南区にて『2階建住宅の屋根から雨漏りが起こって困っています!』とお問合せをいただきました。
屋根は『瓦棒葺きの鋼板屋根』と『カラーベスト』で、勾配が緩くカラーベストの屋根には塗料の塗り過ぎが見られました。
雨漏りの原因をしっかり調査したいと思います。
【屋根・内樋】
屋根を見た感じは、綺麗に塗装されており不具合箇所が無い様に見えますよね。
赤く囲っている部分には内樋が設置してあり、そちら側に雨が流れて行きます。
※内樋・・外部からは見えない様に軒や壁の内側に隠して設けられた樋
【屋根の勾配】
屋根の勾配が緩すぎますね!
本来は、瓦棒葺き屋根は最低でも1mの距離で10㎝下がるだけの勾配が必要です。
こちらの屋根は、その1/5の2㎝も無い程の勾配しかありません
勾配が少ないと雨水が正常に流れず屋根の途中で止まり、場合によっては水を吸い上げ逆流してしまう事があります。
※勾配・・屋根の傾き具合
『内樋の排水口部分』
内樋に雨水は溜まってはいませんでした。
基本的に内樋を造る構造はあまり好ましくはありません。
外部から樋が見えず建物の美観上は優れていますが、いざ不具合が起こってしまうと真下が室内の為、直接、雨漏りの影響を受けてしまうのです。
『排水口より右側の水上部分』
丸印部分に1㎝以上の水溜りが見られました。
排水口周りに水溜りがなく、水上部分に水が溜まっているのは途中が山形に盛り上がり勾配が全く取れてないという事です。
『屋根外周部の幕板部分』
継ぎ目の部分が完全に開き、天端からも雨水が浸入してしまう状態でした。
こちらの部分も雨漏りが有るようで、一時凌ぎではありますが、応急処置でコーキングを施しました。
『横の勾配屋根との接点部分』
屋根・ケラバの下部分が瓦棒の桟の上に乗せ掛けてあり、雨水の流れを堰き止める状態になっています。
こちらは不良工事ですよね。
乗せ掛けている屋根も水分を吸ってしまい、腐ってしまっている状態でした。
赤く囲っている部分は、塗料の塗り過ぎによる塗料垂れがそのまま固まってしまっていました。
塗料もたくさん塗れば良い訳ではありません!
適量を適切な塗り重ねにより施工する事で長持ちしますよ、
『カラーベスト屋根点検』
今回、雨漏りはなかったのですが横のカラーベスト屋根も一緒に点検をさせて頂きました。
一度、塗装されているとの事ですが全体的に経年劣化が進んでいる様に見受けられます。
『カラーベスト屋根・重ね部分』
雨水が抜ける為の隙間が、塗料で完全に埋まっています。
この状況では、雨水が外に抜けず屋根の内部に浸入してしまう原因にもなってしまいます。
本日の現地調査が全て完了しました。
現地調査時の写真をお見せしながら、現状を詳しくご説明させていただき下記の内容をご提案しました。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8


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