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駒ヶ根市 色あせた屋根と劣化状態が顕著な外壁の塗装工事
駒ヶ根市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】 屋根も外壁も経年劣化による傷み具合が顕著でしたが、弊社営業マンの点検を受けたことが工事を決意するきっかけになったそうです。
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(金属)
- 施工期間：約1か月
- 施工費用：屋根・外壁・付帯部塗装，コーキング打替え・打増し，ウッドデッキ塗装など：210万円
- 使用材料：【屋根】サーモテックメタルプライマー，スーパーシャネツサーモSi【外壁】エポパワーシーラー，リファインMF-IR
まず玄関の庇と破風板の色が褪せているのは一目瞭然です。
破風板はその家の「顔」ともいわれる場所なので、きちんと塗装してあげたいです！
玄関の庇の状態から察するに、大屋根も同じように色褪せて、防水機能が落ちているであろうことは容易に想像できます。
幕板も色褪せて、つなぎ目は隙間が空いているように見えます。
霧除けは本当に白くなってしまっていました。
サッシ廻りのコーキングも劣化していて、遠目にもひび割れが確認できます。
コーキングの状態をぐるっと点検してみると、かなり重症度が高いことが分かりました。
外壁材も一緒に破損しているので、これは「凍害」という現象が発生しているのかもしれません。
特に駒ヶ根市は寒暖の差が激しい地域でもありますので、外壁材やコーキングの隙間などに入り込んだ水分が、凍結と融解を繰り返して劣化を進めてしまっている可能性があります。
寒冷地にお住まいの方は、できれば冬本番の前に補修できると被害が少なくて済みます！
外壁材の状態も詳しく見てみると、細かな亀裂が走っていて、やはり劣化症状が進んでいるのが分かります。
こんな状態になっているのを見つけてしまったら、なるべく早めにメンテナンスをご検討ください！
今回のお宅は屋根の勾配がきついので、職人が安全に作業できるように、しっかり組ませていただきました。
ソーラーパネルが乗っているので、そちらの面も屋根の縁に沿って歩けるように、足場屋さんが設計してくれました。
職人の安全が確保できたら作業に入ります。
まずは屋根の上から順番に高圧洗浄を行います。
ソーラーパネルの乗っていない面の屋根足場は、こうして職人がつかみながら作業できるようになっています。
劣化してひび割れていたコーキングは全て撤去し、新たにコーキングを打ちます。
一箇所ずつ丁寧に養生をして、プライマーを塗布し、新たにコーキング材を充填します。
コーキングの打ち替えが終わったら、コーキング材が固まる前に養生を剥がして完成です。
はい、固まってしまうと養生も剥がせなくなってしまうのです。
この状態で、コーキング材がしっかり固まるまで時間を置いてから、塗装作業に移ります。
屋根の下塗り材は、アステックペイント社の「サーモテックメタルプライマー」です。
下塗り剤なのですが、既に遮熱効果も備わっていて、遮熱機能のある上塗り材と併用することで更にその効果が上がります。
金属屋根の場合は特に、遮熱機能のあるこうした塗料を使うだけで室温の上昇を抑えられる効果がありますので、昨今の夏場の猛暑にうんざりされているという方にはオススメです！
上塗り材は、下塗り材と同じくアステックペイント社の「スーパーシャネツサーモSi」というシリコン系の塗料です。
このスーパーシャネツサーモシリーズは屋根専用の塗料で、「チタン複合特殊無機顔料」というものを使用しており、従来のシリコン塗料をしのぐ高耐候性・遮熱性・変退色防止性を実現しています。
上塗りが完成しました。
こういった黒に近い色は遮熱効果が下がるのでは？と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし！このスーパーシャネツサーモシリーズは、一番黒に近い「トゥルーブラック」という色でさえ、近赤外線日射反射率が45.2％もあるのです。
一般の遮熱塗料の場合約30％と言われていますので、この塗料の優秀さが分かっていただけるのではないでしょうか。
外壁の下塗り材は「エポパワーシーラー」です。
窯業系のサイディングボードなので、シーラーを使ってしっかり下地に浸透させて、塗装面を補強します。
またシーラーは上塗り材の吸い込みを防ぎ、塗装面と上塗り材の密着性を高める役割もあります。
外壁材や上塗り材によって、下塗りに使用する塗料も変えていきます。
屋根も壁も、細かなところはハケを使い、広い面はローラーを使い、隅々まで職人が丁寧に仕上げます。
外壁の上塗り材はアステックペイント社の超低汚染リファインシリーズの無機成分配合フッ素塗料です。
色はお客様が選択してくださいました。
この塗料は柔軟性と強靭性を兼ね備えており、表面にひび割れが起こりにくいという特徴があり、劣化の進行も抑えられます。
中塗り・上塗りと同じ塗料を塗り重ねます。
幕板の塗装も行い、きらきらと美しい外壁によみがえった感じになりました。
軒天や雨樋、霧除けなど「付帯部」と呼ばれる場所も塗装しています。
色褪せて真っ白になっていた霧除けも、つやつやになりました。
今回はウッドデッキの塗装も行っています。
施主様にご確認頂き、足場をばらして完成です。
落ち着いた風合いのステキな佇まいの家がよみがえったのではないでしょうか。
住宅の傷みは、正直言って今日明日どうこうなってしまうものではありませんし、決して安い買い物ではないので、ついつい先延ばしにしてしまいますよね。
それでも、放っておいても良いという訳では決してありません！
あまり放置してしまうと、ここだけ直せば済んだものが、あんな所まで・・・といった具合に被害が拡大してしまう場合もあります。
なるべく、お早めに、信頼できる業者さんに相談することをお勧めします！
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