ホーム > 松本市屋根現地調査|モニエル瓦の正しい知識がなく塗装するとす…

松本市屋根現地調査|モニエル瓦の正しい知識がなく塗装するとすぐに不具合が現れます
更新日:2023年1月10日
松本市でモニエル瓦(乾式洋瓦)の塗り替えのご依頼があり、見に行ってきました。モニエル瓦はセメント瓦の一種ですが、塗装に関してはコンクリート瓦とモニエル瓦は別物としてみなければいけません。コンクリート瓦はセメントで成形した瓦に塗装を施したもので、塗装をする場合はスレートと同様に考えれば問題ありません。
一方モニエル瓦(乾式洋瓦)はセメントを成形したものにスラリーというコンクリートと同質の着色材を1mm~3mm塗布して層にしたものです。塗装をする場合はこのスラリー層が問題になります。スラリー層は15年ほどで剥がれてきます。このスラリー層が残っているうちに上から塗り替えをすると、スラリー層がはがれてしまう時に一緒に新しい塗膜もはがれてしまいます。
全体はこんな感じです。元々は黒に近いグレーだったそうですが、スラリー層がはがれてきてだいぶ白くなってきています。黒くなっているところはスラリー層が剥がれきって素地のコンクリートが見えてしまっているところです。
雨が流れるへこみの部分、特に軒先はスラリー層の剥がれが顕著です。雪止めアングルで雪が止まっている影響もあると思います。
雨水が集まる谷周辺(左の写真)や雪が凍っていつまでも解けないでいる雪止めアングルの上は剥がれが他よりも顕著です。
モニエル瓦の断面です。モニエル瓦かセメント瓦かは一見すると私たちでも見分けはつきませんが、この断面に明確な違いがあります。断面がぼこぼこ.しているのがモニエル瓦の特徴です。セメント瓦はここがつるつるしています。
この後、高圧洗浄ではがれかかっているスラリー層を徹底的に洗い落とします。1日がかりで何度も何度も洗浄を繰り返します。この洗浄で6割~7割はスラリー層が除去できます。残りをそのままにして塗り始めるとこの洗浄作業が無駄になってしまい、新しく塗った塗料もはがれてしまいます。洗浄で落としきれなかったスラリー層はワイヤーブラシなどを使って手で落とします。全部落としきるのに3日か4日かかります。そこまで徹底しないとモニエル瓦に塗ることはできません。
実はこのモニエル瓦とその施工方法を知らない塗装やさんが結構いると聞きます。私たち街の屋根やさんはもちろん施工方法の知識、技術、経験があります。モニエル瓦(乾式王瓦)の屋根のお家は安心して私たち街の屋根やさんにお任せください。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
〒399-0734
長野県塩尻市大門四番町6-5
長野県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane.iida@tanoshi-reform.com
株式会社たのしいリフォーム
〒395-0811
長野県飯田市松尾上溝6314-2


街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。

街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。

お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。

弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。

弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。