岐阜市にてお住まいのお客様より、「瓦屋根を一度見に来てほしい」と、点検について野お問い合わせをいただきました。これまで雨漏りなどはしていないものの、メンテナンスも行った事が無いため状態を確かめておきたいとのことです。屋根はご自身で上がると大変危険ですので、今回の様に街の屋根やさんのような専門のスタッフによる無料点検のご活用をオススメしております。

　瓦は非常に丈夫な屋根材であるため、スレートのように定期的な塗装メンテナンス等も必要がありません。ですが、屋根は瓦だけでなくあらゆるもので構成されていますので、長く使用していればメンテナンスが必要な箇所も必ず出てきます。今回の調査では瓦に割れなどはありませんでしたが、棟部分に経年劣化の発生が確認できました。
　瓦屋根の棟部分には漆喰が存在します。漆喰は棟瓦の土台のような役割を持ち、雨水を内部へ入り込ませない目的でも使用されています。この漆喰は瓦と違い、経年劣化で写真の様に日に割れや剥がれが発生してしまいますので、そういった症状が確認できましたらメンテナンスが必要となります。漆喰の剥がれた箇所から雨水が侵入する事で雨漏りが発生したり、内部の葺き土が流出して棟が崩れる危険性があるためです。

　 棟は他にもメンテナンスが必要な部分がありました。それは棟瓦を固定している番線です・番線も長年の使用によって緩んでおり、棟の固定力を低下させてしまっています。
　瓦屋根の状態を調べたいとのご要望でしたので、お客様には今回の点検結果を写真と共に説明し、棟取り直し工事のご提案をさせていただきました。棟取り直し工事は土台や漆喰を新しくし、棟を作り直すメンテナンス方法です。

　防水性に優れた漆喰であるシルガードを土台に使用することで、これまでよりも雨漏りに強い棟にすることが出来ます。費用は1ｍあたり12,100円～（税込）程となりますので、瓦屋根の漆喰に不具合が見られた場合は是非ご検討ください。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスクの着用や手指の消毒を徹底し、お住まいの点検調査にお伺いしております。どうぞご安心してお問い合わせください。