堺市中区にてベランダ防水が原因での雨漏りと外れかけの雨樋調査
更新日：2022年11月29日
こちらの和室の真上がベランダとなっており、ベランダが原因で建物内部に雨水が入り込み天井裏の木材等を伝って雨漏りが起こっている可能性が高いかと思われます。
築２５年程の建物で、住まわれてから１年程経ってから同じような雨漏りが発生したが、真上のベランダ防水に穴が空いている箇所があり、防水工事をして雨漏りは改善されたとのことです。
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ベランダ防水は表面に穴が空いている箇所や剥がれている箇所等はなくキレイな状態でした。しかし、２５年近くメンテナンスをしていないとのことなので確実に劣化はしています。
※ベランダ防水は種類や立地状況にもよりますが一般的には１０年～１２年程、表面のトップコートは紫外線や風雨の影響もあり５年程でメンテナンスが必要といわれております。
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防水の立ち上がりの際や笠木部分が原因で雨漏りが起こることもあります。
調査を行いましたが、防水立ち上がり面に穴が空いている等もなく、笠木部分から雨水が廻る様な要素もありませんでした。
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ベランダに入った雨水はドレンを通り雨樋へと流れていきます。
雨の強い日には多くの雨水がこのドレンに集まるので、ドレンにゴミ等が詰まっていると排水が追い付かなくなり、防水層を超えた雨水がドレン廻りの亀裂や隙間から侵入して雨漏りが起こる可能性があります。
２５年程前に起こった雨漏りは、こちらのドレン廻りに穴が空いていたので防水工事を行うと改善されたとのことです。
前回どのような防水工事を行ったかは定かではないのですが、それ以降メンテナンスを行っていないということもありますのでドレン廻りが原因で雨漏りが起こっている可能性が高いです。
ドレンから外壁側に付いている集水器に雨水が流れて竪樋へと雨水を落として地面へと排水します。
竪樋のゴミが詰まっていたりすると、雨水が排水できなくなり集水器がオーバーフローを起こして雨漏りを誘発する可能性もあります。雨樋も定期的な清掃やメンテナンスが必要です。
雨の強い日に集水器から雨水が溢れていないか、地面へと雨水が正常に排水されているかをたまに確認してみるのもいいかもしれませんね。
※強烈な雨の日は雨樋が正常な状態でも排水が追い付かない場合があります。
外壁も確認しましたが、クラックや塗膜が剥がれている箇所もないので外壁が原因での雨漏りも考えられませんでした。
こちらの呼び樋は軒樋から流れてくる雨水を次の軒樋へと流し込む役割があります。
数年前の台風の影響を受けた際には呼び樋がかなり広がっていて弊社で工事を行ったのですが、年数が経って少しづつ呼び樋が外側へ広がってきている状態でした。
『でんでん』が少しづつ抜けてきている
でんでんとは雨樋を固定する金具のことです。
外壁等に打ち込み雨樋を固定するのですが、呼び樋が風の影響を受け、外側へ引っ張られて少しづつでんでんが抜けてしまい広がっている可能性があります。
➤雨樋工事でお家を雨水から守る! 雨樋の修理・交換、お任せください
でんでんとは雨樋を固定する金具のことです。
外壁等に打ち込み雨樋を固定するのですが、呼び樋が風の影響を受け、外側へ引っ張られて少しづつでんでんが抜けてしまい広がっている可能性があります。
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屋根に上ったり梯子をかけると呼び樋には届きますが、工事をするとなると安定した体勢での作業が出来ません。
不安定な体勢で作業をすると丁寧な仕事が出来ず、仕上がりも悪くなり作業時間も掛かってしまいます。なにより作業を行う職人が大変危険になりますので、安全にしっかりとした仕事をする為にも足場を設置しなければなりません。
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