施工前の屋根の状態です。
長年頑張ってきた感じがします。雨水が吸い込み易い状態になる程表面の劣化が進み、
防水、撥水効果が失われおり、リフォーム時期だという事が誰の目にもおわかり頂けると思います。
先ずは棟板金の撤去作業から開始します。
換気棟が4つ有ります。数か所で釘が抜け落ちていました。

周辺は緑に恵まれているのもあり、屋根に苔が多数生えています。
今回は粘着ルーフィングを使用するので、苔を除去しなければなりません。
苔があっては粘着性が損なわれるので・・・
この苔を取り除くケレン作業をしっかりとやる事が重要です。

ケレン作業後はホウキを使って清掃し、最終ブロアーを使って細かいホコリ等も取り除きます。

軒先側から一段づつ粘着ルーフィングを貼り付けていきます。

棟側まで粘着ルーフィングを貼り付けたら、軒先に唐草（水切り板金）を取り付けます。
ケラバ板金を取り付けたら本体の地葺き作業です。

今回の屋根材はスーパーガルテクトです。一枚が長尺なので地葺きは早く仕上がります。
一枚一枚の屋根材の接合部はしっかりと溝にハメてビス止めします。
この時、少しでも接合部にズレがあると横のラインが斜めになってしまいますので、
確認しながら固定し、ビス止めします。
また金属系の材料なので、地葺きする際には表面が干渉しないように気を付けます。
（わずかな擦り傷でも、できるだけ付けないようにし、
万が一キズが付いた時は専用のタッチアップペイントを使って仕上げます。）

棟側まで葺き終わったらので貫板を取り付けます。

屋根材の表面には靴跡が付着するので、タオルを使って水拭き清掃し、
その時に表面キズがないかを確認します。
（表面キズがあれば専用のタッチアップペイントでタッチアップします。）

棟包み板金を取り付けたら工事終了です。