更新日：2022年11月14日

　平塚市長持にて近隣で工事を行っている業者からスレート屋根の傷みについて指摘を受けたとのお問い合わせを頂き、現地での調査を実施いたしました。お住いになられているお客様は過去に屋根塗装工事を行っており、定期的なメンテナンスを施してきています。しかし屋根の状態は普段から確認ができないため、この機に一度点検をお願いしたいとのご依頼です。街の屋根やさんでは無料にて点検を実施しており、お見積もりの作成まで承っております。

塗膜の剥がれは放置できません

　さっそく現地にお伺いさせていただきました。過去に行われた塗装工事によってスレート表面には塗膜が形成されていますが、経年劣化によって剥がれてしまっている箇所が目立ちます。指摘をしてきたという業者も、おそらくはこの塗膜の剥がれを見たのではないかと思われます。
　スレート屋根は表面の塗膜によって撥水機能を維持していますので、剥がれてしまうとその部分は雨水を直接吸うようになってしまいます。スレートの強度低下に繋がり、ひび割れの原因になるため注意が必要です。防水以外でも、塗膜は紫外線の影響を和らげる効果を持っています。塗膜の状態を維持するためには塗装メンテナンスが必要ですが、スレートの傷み具合によって工事が可能かを判断する必要があります。

屋根全体へのメンテナンスが必要

　塗膜が剥がれてしまっている箇所を中心に調査を進めると、スレート材自体にも表面などに激しい傷みが確認できます。屋根塗装工事は屋根材を保護する目的で行いますので、既にスレートが傷んでしまっている状態で塗膜を形成しても意味がなくなってしまいます。
　また、棟板金にも浮いている箇所があり、雨水が内部へ浸入しやすい環境となってしまっております。雨漏りの発生や強風時の飛散が起きてしまう前に、棟板金交換工事等の対策も必要になります。
屋根材や棟板金など、屋根全体でメンテナンスを考える必要がありましたので、屋根カバー工事や屋根葺き替え工事が適していることをご説明させていただきました。屋根カバー工事を例に挙げると、費用は60㎡で767,800円～（税込）が目安となってきます。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてオンラインでの工事の打ち合わせなども行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。