更新日：2022年10月06日

　茅ヶ崎市中島で築14年になるお住いの化粧スレート屋根の点検調査にお伺いさせていただきました。同じ時期に建てられた近辺のお住いが塗装工事をし始めたため、ご自宅の屋根にもメンテナンスが必要なのではとお考えになられたそうです。築14年になるとスレートを保護している塗膜が劣化し、屋根材自体にも影響が及んでいる可能性が高いため、しっかりと調査を行い状態を確認していきます。

スレートに反りが発生

　スレート屋根を眺めてみると、全体的に色褪せている印象を受けました。新築時に塗られた塗膜が劣化しており、薄っすらと苔の繁殖も見受けられます。スレートはセメントを主材料として形成されている屋根材ですので、降りかかった雨水を弾くことができません。そのため塗膜によって表面を保護し、防水性や耐候性を高めているのです。苔やカビが繁殖し始めている場合、塗膜が劣化して屋根全体の防水性が低下していることが伺えます。
　屋根面を沿うようにして見てみると、一部のスレートが反ってしまっていることに気が付きました。雨水を吸水するようになり、紫外線の影響も強く受けるようになったスレートは傷んでしまい、反りのような変形やひび割れなどの症状を引き起こします。屋根材が傷み切ってしまうと塗装工事でのお手入れはできませんので、屋根カバー工事などが選択肢となってまいります。

スレート屋根の塗装にはタスペーサーが必要

　スレートが劣化によって割れてしまったとしても、下地には防水紙がありますのですぐに雨漏りが発生するわけではありません。ですが防水紙も侵入してきた雨水や湿気によって傷んでしまうことがありますので、なるべく屋根材の状態を良好なものに保ち続けることが雨漏りを回避するためには重要となります。
　周囲のお住いのと同じく、お客様邸の屋根も塗り替えの時期となっておりましたので、屋根塗装工事をご提案させていただきました。スレート屋根の塗装時には、屋根材が重なり合う箇所に必ずタスペーサーを設置いたします。足場やタスペーサーの費用を含め、60㎡のスレート屋根では382,800円～（税込）が参考的な価格となります。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策として引き続きマスク着用やアルコール消毒を徹底しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。