奈良市で新築の片流れ屋根に立平工法で、雨水がスムーズに流れるように施工しています。

前回は、立平工法でガルバリウム鋼板を設置しました。

今回は、板金を設置していきます。

屋根の完成まであと少しです。

では工事の様子をご覧下さい！！

前回は立平工法嵌合式でガルバリウム鋼板を設置

前回は立平工法でガルバリウム鋼板を設置していきましたね。

固定方法は嵌合式です。
心木は使用せず、金属を折り曲げながら締結することで腐食の懸念を払拭できます。

立平工法はガルバリウム鋼板の縦葺きです。
デザイン性に期待はできないのですが、緩勾配のような屋根は元々特徴的なデザインなので、シンプルなデザインの縦葺きでも調和してくれます。
ですので立平を選ぶときはデザインよりも施工メリットを考えて選ばれる方が多いのではないでしょうか。

片流れ屋根の雨漏り対策

片流れ屋根の雨漏り対策として水切り板金を設置していきます。

まずは屋根の両端のケラバ板金です。

ケラバ部分は外壁に雨水が当たりにくいように外壁よりも突き出ています。

突き出ている分、横からの雨にあたりますので雨水の侵入を予防しないといけません。

ケラバ板金は雨だけでなくゴミの侵入も防ぐことができます。

片流れ屋根にも棟板金設置

片流れ屋根の棟？っとお思いも方もいらっしゃると思いますが、勾配の高い方が一応棟となっています。

切妻や寄棟などのように棟板金を設置します。

片流れ屋根の雨漏りしやすい箇所は棟板金です。

寄棟など他の屋根形状と違い、片流れ屋根は一方向から風の影響を受けます。
その分と頭頂部にある棟板金も風の影響をさらに受けることになります。

棟板金が剥がれそこから雨漏りなんてこともよく聞く問題です！！


板金類の設置が完了し屋根の完成です。

今回は新築施工な為、補修とは違い新たに屋根を作っていくので解体作業などはありません。
しかし新築も補修も、どちらもメンテナンスや点検は定期的に行うことが屋根の寿命を長持ちさせるということは変わりません。

これにて工事終了です、ありがとうございました。