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日立市でパラペット瓦と金属屋根を調査し適した屋根工事法を提案
更新日:2022年7月24日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
日立市にお住まいのお客様より、パラペット瓦と金属屋根の調査依頼をいただきました。
あまり聞きなれない言葉かもしれない「パラペット」。
陸屋根やバルコニー等の周囲に設けた立ち上がりの壁のことです。
今回は、パラペットとその内側の屋根の、経年劣化の症状やメンテナンスについて解説していきます。
ぜひご覧くださいね(o^^o)
日立市の現場の外観です。
2階が青い瓦で形成されているパラペット屋根ですね。
内側はこんな感じで金属屋根がひろがっています。
パラペットとは建物の屋根、屋上、バルコニーの一番外側の外周に設けられた壁のことで、胸壁(きょうへき)や扶壁(ふへき)ともいいます。
腰壁に看板を設置するために、小売店や住居兼店舗等で以前は多く活躍していた作りです。
ゼロキューブ住宅のような、勾配のない平らな屋根を「陸屋根(ろくやね)」といいますが、この陸屋根やベランダの外周にもパラペットは設置されています。
建物のデザイン性を高めるともに、平たい屋根のままですと雨水が外壁を伝って垂れ流しになるため、パラペットで堰き止めて外壁を守る必要があるからです。
外壁の防水性の確保はパラペットのメリットの一つですが、メンテナンスを怠ると雨漏りの原因にもなりやすい箇所でもあるので、注意が必要です。
この色鮮やかな青瓦は、青磁(せいじ)の瓦で、普通の陶器瓦よりも若干高級品です!
今回の日立市のお住まいは築30年とのことですが、この当時は瓦を施工したパラペットがとても流行っていました。
30年経ってもあまり色褪せることなく、非常に美しく鮮やかな青色です(*゚▽゚*)
しかし重たい瓦が側面に絶壁風に施工されているため、築年数が経過した住宅ですと、脱落などの心配がある要素も含んでいます。
普通の屋根と違って、なんらかの原因で瓦が外れたら確実に落ちますからね(@_@。
お施主様も、脱落を心配されているご様子。。。
内部はタテ葺きの金属瓦棒屋根で、寄棟が四方に流れています。
あちこちで塗膜が剥がれているのが確認でき、メンテナンス時期に来ていると思われます。
金属屋根のメンテナンスは「①塗装・②カバー工法・③葺き替え」の3種類です。
築20年以上経過している場合は、できればカバー工法か葺き替えが望ましいですね。
この部分は一般住宅では雨樋にあたる部分です。
パラペット内に葺かれている瓦棒屋根で、特に雨漏りの原因になりやすいのがこの箇所です。
屋根の軒先とどぶ溝に高さがないため、排水溝が詰まってどぶ溝に滞留すると、軒先から浸水するリスクが高いからです。
軒先のコーキングは補修痕でしょうか?
万が一の漏水対策としてはよいですが・・・
コーキングで雨漏り対策するのは、本当の屋根工事とは言えないですね^_^;
お施主様のご希望はカバー工事とのことでしたが、2階の屋根はすんなりカバー工事で見積もりは出せないというのが当店の見解です。
カバーを行う場合は、屋根面をかさ上げし、どぶ溝を深くする必要があります。
1階の屋根も、2階のパラペット内部と同じタテ葺きの金属瓦棒屋根ですね。
金属製の屋根ですので錆が進行しています。
放置すると腐食してボロボロになり、雨漏りに繫がってしまいます(^_^;)
調査の結果、1階部分はカバー工事が最善と判断致しました!
近頃は、お客様ご自身でインターネットで情報収集される方が数多くいらっしゃいます。
当店ももちろんホームページで集客をさせて頂いております。
しかし、実際の現場状況を鑑みた判断が、こういった局面ではやはり必要になってきます。
屋根調査終了後、お客様に調査状況をお伝えしました。
当店からのメンテナンスのご提案としましては、
・2階の内部金属屋根
既存屋根の上に屋根下地を増すかさ上げ
ガルバリウム鋼板でどぶ溝を新たに作成
ガルバリウム鋼板でタテ葺き金属屋根材をカバー工事
・パラペット瓦
重い瓦は撤去し下地から作り直し
軽量ガリバリウムで屋根を履き替えて新調
・1階屋根
カバー工事でOK
をご提案させていただきました!
工事方法のメリットデメリットと合わせて、大切な費用面についても丁寧にご説明します。
一生に何度もない屋根工事ですから、とことん納得したうえで決めたいですよね(*'▽'*)
聞き慣れない建築用語「パラペット」についてご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
パラペットは雨漏りしやすいのがデメリットとして挙げられます。
インターネットで情報収集はできますが、やはり実際の現場での判断が最低限必要です。
屋根は住宅で一番雨水を受ける箇所である為、早め早めの調査と適切なメンテナンスをおすすめいたします!
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