茨城県内のアパートで雨漏りが発生！陸屋根防水の状態を調査
更新日：2022年7月6日
調査時は、アパートオーナー様と時間を合わせ、現地で待ち合わせさせて頂きました。
先ずは、雨漏りが発生している居室内を確認！
雨漏りは押し入れ内で発生しており、柱がある角部分を伝わって広がっているようです。
最近はベットを使用しているご家庭も多く、以前と比べて押し入れを開ける頻度も少なくなっているため、押し入れ内や押し入れ上部の天袋などへの雨漏りに気づきにくくなっています。
その為、気づいた時には雨漏り症状が広がり、カビ等も発生にも繋がるため注意が必要です。
今回の現場は、数年前にも雨漏りが発生したとの事で、亀裂に沿ってコーキングが充填されていました。
アパートは、築後約30年経過しており、10年ほど前にアスファルト防水を保護するトップコートが施されていましたが、アスファルト防水の耐用年数は約17年～20年程です。
防水工事方法の中では高耐久のアスファルト防水ですが、さすがに限界なのかもしれません( ;∀;)
漏れている押入れ部分を建物から計測して割り出し、地面に目印を付けました。
雨水は、廻って伝うケースもありますが、雨漏りの多くは発生箇所の上部に位置しています。
その為、その境界線上にある陸屋根部分を中心に調べる事から始めました。
調査日の前日は、ちょうど少量の降雨がありました。
目視でも端末コーキングの劣化は確認できましたが、この部分にサーモグラフィーカメラをあててみます。
緑色に変化しているのはコーキング部分で、赤の高温部分と比べて温度が下がっているのが分かります。
少しカメラを動かしてみてみましたが、やはり温度が低いのは端末のコーキング部分です。
修理を実行するとなると、この端末部分を中心に行うのが得策だとは思いますが・・
経年した防水層への修理は、あくまでも応急処置的な対応で、再発のリスクは残ります。
ただ、取り敢えず雨漏りを止める事を考えれば、応急処置的な修理はやぶさかではありません。
屋根上に一緒に登って頂いたオーナー様にも状況を詳しくお伝えし、応急処置としての端末コーキング処理と、亀裂や目地部分へのコーキング充填を行う事になりました。（修理費用 税込み￥49,500)
また、陸屋根全面への防水工事を行った場合の見積もりもご依頼頂いたので、後日提出いたします。
2022年は、9月過ぎに台風が本州に向かってくるとの予想もあるので、できれば台風シーズン前に、安心した状態にしておきたいですね(^o^)丿
雨漏りは気づいた時が考え時です！皆様も今記事を、ぜひ参考にしてみて下さいね。
今回は、集合住宅であるアパートの、陸屋根防水の雨漏り調査の様子をお伝えしてみました。
雨漏り修理か？全面改修か？の判断は最終的に各お客様がすることになりますが、今後の使い方や予算の兼ね合いのあるので、一口に答えは出せませんよね。
しかし、全ての物には耐用年数があり、住宅部位には定期的なメンテナンスは必要です。
屋根の不具合や雨漏りでお悩みの方は、今がどんな状態なのか？どの程度の修理費用が掛かるのか？等々、先ずは状況を把握する事から始めみて下さいね。
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