みなさんこんにちは！

街の屋根やさん　奈良南店　店長の吉本です。

今回の施工事例は

高取町で新築のKMEWセイバリーグランデグラッサ屋根の施工をしました。

KMEW自慢のグラッサコートで長持ちする屋根材の利用です。

スレート屋根は塗り替えや重ねふきなど、メンテナンス性に長けた屋根材です。

工程の紹介をさせて頂きます！

まず、大工さんが屋根下地の野地板まで施工してくれていますので

その上からアスファルトルーフィングをお施工します。

アスファルトルーフィングは、一般的な屋根材の防水下地として多く利用されており

防水性はもちろんの事こと、これから屋根を施工する際に

釘をこの上に打っていくのですが

釘で開いた穴を、ゴム質のアスファルトルーフィングが塞いでくれるという代物です。

ですので、この上から屋根材を釘打ちで施工していくのですが、

釘程度の穴なら問題なく打ちこめ、雨漏りの心配もありません。

屋根材の内側に雨水が入ることはどんな屋根材にもおこりますので、

ルーフィングが雨漏りを止めていると言っても過言ではないです。

どんな屋根でも、ルーフィングが一番重要な工程となっています。

次に、屋根材を荷揚げします。電動のスライダーで一度に全部上げてしまいます。

スレート屋根は一枚一枚がそれなりに重量がありますので、人力搬入はほぼしません。

材料を運び終わったら、軒先部分から唐草という板金を差し込み、屋根材を水下より施工していきます。

雨の流れを考慮して、上から重ねて設置していきます。

屋根を一枚一枚、釘で固定していきます。

屋根は重なり合っていくので、釘の頭が飛び出ていたり、膨らんでいると

上に重ねた屋根材が割れてしまいます。

ですので、屋根用の平たい釘を頭が残らないようにしっかり打ちつけます。

リフォームで屋根を塗装したりする際、この作業を怠ってしまっていると

屋根に足を置いただけで、割れてしまうことになってしまいます。

作業も終盤へさしかかります。

アスファルトルーフィングが雨漏りを止めてくれると言っても

念には念を。釘を打った箇所にコーキングを充填していきます。

棟の最終重なり箇所にも、水が入らないようにしっかり充填します。

最後に水上の棟材を被せ、工事完了です！！

施工内容だけダイジェストで見てしまうと一見簡単なようには見えますが、

屋根は建物を護る一番重要な箇所になりますので

作業の一つ一つを丁寧に、慎重に行わないといけません。

ひとつでも作業に漏れがあると、雨漏りに繋がってしまいます。

時期的に屋根にいるだけでも汗だくになりながら、丁寧な作業は怠りません。

建物は、小さな苦労の積み重ねで成り立っています。

弊社は釘一本でも気持ちを込めて施行します。

新築工事の際も是非、弊社へお問い合わせください！

吉本でした。