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常陸大宮市の築22年のパミール屋根は5年前に塗装したのに剥けている
更新日:2024年1月9日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
今回は、常陸大宮市で行った5年前に屋根塗装を実施した屋根の剥がれを調査します。
答えを先にお伝えすると、屋根材は層間剝離が発生するパミールと言う屋根材で、ノンアスベスト(石綿が入っていない)屋根材ですが、実はさまざまな不具合により塗装できない屋根と呼ばれているものです。
パミールとは一体何なの? 塗装できない理由って?
ここでは、不具合が発生したパミールの調査の様子をご覧頂きながら、正しいメンテナンス方法についても説明していきます(^O^)
屋根材が、塗装に不向きだとは知らずに屋根塗装を行ってしまったとご相談をいただき、早速調査にお伺いしました。
こちらの常陸大宮市のお住まいは、築22年です。
依頼主様は、塗装業者さんに屋根塗装をお願いしましたが、特に何も言われなかったとのことです。
ところがその後、強風や雨が降った日の翌日、庭先に屋根の破片が落ちてくるようになり・・・
ご自身で色々調べられたところ、ノンアスベストのコロニアル屋根材パミールと判明Σ(゚д゚;)
そこで、常陸大宮市でも多い施工事例を掲載していた、街の屋根やさん水戸店に相談を寄せていただいた次第ですm(_ _)m
「パミール」とは、ニチハ社製によるノンアスベストのコロニアル屋根材です。
アスベストの規制に伴い、アスベストを含まない建材として1996年~2008年まで製造されていました。
その頃施工されたお住まいの屋根がちょうど今メンテナンス時期に入っていますが、実はパミールは塗装できません。
当時、アスベストの健康被害が明らかになり、建材メーカー各社によりさまざまなノンアスベストのコロニアルスレートが開発されました。
パミールも、その「ノンアスベスト切り替え直後の製品」の中の一つです。
ノンアスベストの初期製品はひび割れや剥がれなどの不具合事例が多いのですが、最も顕著だったのがパミールでした。
では、なぜこの屋根材はなぜ塗装ができないと言われているのでしょうか?
写真のように、まるでミルフィーユのような層状にパリパリと剥がれる症状が、施工後数年で起こってくるというのがこの屋根材の特徴です。
この状態で表面に塗装をしても、屋根材ごと剥がれてしまうので、塗装する意味がありません。
それどころか塗装前の高圧洗浄でバラバラになるリスクのほうが高いのです( ;∀;)
パミールは一見するとカラーベストの屋根と区別がつきにくいため、誤って認識し施工すると大変です(^_^;
では、パミールで報告されている劣化症状をご紹介します。
パミールの代表的な劣化症状は「層間剥離※そうかんはくり※」です。
これは前述のとおり、ミルフィーユ状に層が膨らみぱりぱりと剥がれていく、最も特徴的な劣化症状です。
屋根材の先端が白っぽく染みのようになっています。
ミルフィーユ状になる少し手前の状態で、素材が弱り始めている段階です。
近付いてよく見ると、層状の割れが始まっているのがわかります。
劣化の初期症状で、これも年数が経てばパリパリと剥がれてきます。
上から見ると一目瞭然なのですが、普段お住まいの屋根にご自身で上がることはまずありませんよね。
このような症状は早くて築後数年で表れてきますが、通常屋根のメンテナンスを考え始めるのはもっと後のことでしょう。
剥離が進むと粉々になり、ちょっと強い風が吹けば、破片が飛んでいきます(*_*)
調査段階で、棟板金の釘抜けやサビも確認できました。
コロニアル屋根の登頂部を覆うように設置されている金属製の棟板金は、熱伸縮によって経年時に浮きが生じます。
5年前に塗装を実施した際にも、抜けはあったと思われますが、当時に改善しなかったようです(>_<)
棟板金の固定具が外れると、強風時に板金ごと飛散するケースもあります。
屋根のメンテナンス時に同時に手を加える必要があります。
塗装ができないパミールのメンテナンス方法は、「葺き替え」か「カバー工法」になります。
近年非常に事例が多く人気なのは「カバー工法」ですが、屋根の軽量化を考えるなら「屋根の葺き替え」です。
常陸大宮市の屋根は83㎡なので、葺き替えの場合はカバー工法と比較して25万円程度費用が嵩むこととなります。
調査後にお客様とお話をし、今回は『屋根カバー工事』と『屋根の葺き替え工事』の両方の見積もりを作成します。
どちらを選択されるかはお客様の判断ですので、見積り提出後にゆっくりご検討いただければと思います(^^♪
塗装してはいけない屋根材、パミールについて詳しくご紹介致しましたがいかがでしたか?
特に1998年~2008年製のコロニアルスレート屋根はパミールが使われていることが多く、その頃施工されたお住まいの屋根がちょうど今続々とメンテナンス時期を迎えています。
ほとんどの場合、お客様は自分の家に何が使われているかなどはわかりませんよね。
お家を建てたのが1996年~2008年の期間に該当するなら、一度確認してみることをお勧めいたします。
御自宅がパミールかどうかわからない、パミールだとわかったがどうしようか迷っているという方は、街の屋根やさん水戸店の無料診断を活用してみて下さい。
屋根材の特性を熟知した屋根のプロが、懇切丁寧にアドバイスします!
常陸大宮市で屋根のメンテナンスを考えたら、街の屋根やさん水戸店へ!
調査から見積り提出まで、全て無料で対応させて頂きます(^^♪
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