袖ケ浦市｜破風板の腐食から軒天の剥がれへと劣化の進行
更新日：2017年07月06日
袖ケ浦市のお客様から外壁塗装のご依頼を受け、調査にお伺い致しました。外壁塗装を施工する前に少々、補修しなければならない箇所がありました。
お家全体の状態は非常に良好でしたが、破風板部分の経年劣化が気になりました。破風板とは何のことでしょう？
破風板とは、簡単に言うと雨樋が付いていない屋根の側面の一番端にある板のことです。同じ資材でも雨樋が付いている場所は軒先とか鼻隠しなどと言われています。破風板は屋根とお家にとって重要な部分で、破損してくると家のいろいろな部分にまで影響が出やすく、放置してしまうと、直さなければならない箇所が増える大きな工事へと発展してしまいます。
破風板や鼻隠しは、軒天など密接に接しているので、破風板が悪くなると一番初めに軒天の剥れや破損に繋がります。現在では木製の破風板などは減ってきています。軽カルシウム板などで作られたものが大半で、耐候年数が大幅に向上しています。外気に接している部分なので、簡単に取り換えることが可能なように見えますが、そうではありません。破風板は瓦や広小舞などを屋根の先端で支えている材料ですので、交換は用意ではないのです。
木質の材料ですと、ジョイント部分に少しでも切れ目が入ると腐食が進みます。結果的に付近の資材の劣化に繋がります。一番の要因は雨水なので、補修方法としては雨が当たらないようにガルバリウム鋼板などでカバーする工法が賢明です。破風板金によりカバーすると雨水による腐食を抑えられ、現状維持が可能です。放置しすぎると屋根の欠損や外壁にまでに影響が出てしまいます。
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