更新日：2017年06月05日

木更津市にお住まいのお客様から「雨が多く降ると、一階トイレの換気扇から雨漏れがして止まらなくて、困ってしまっている」というご相談を受けました。

お客様のお家のトイレ換気扇はシロッコファンタイプです。当時の換気扇としては小さいながらも、良品です。シロッコファンタイプの換気扇のメリットはダクト排気なので、どの場所にも設置できるところにあります。例えば天井や外壁から離れた場所などでも本体とダクトが設置できれば、換気扇として使用できます。シロッコファンは一枚の羽根が小さいのですが、数が多くしてそれをカバーしています。そのため、風切り音などの音が小さく、騒音問題にも優れています。一般的なパイプファンの換気扇は剥き出しになっているため、外部の風の影響が大きいのですが、シロッコファンはダクトを通じて排気しているので、外部の風の影響も少なく安定した排気が可能です。

デメリットとしてはダクト配管ですのでダクト内のお手入れがほぼできません。経年で取り換え工事が必要になります。メンテナンスをしなかったため、余りにホコリや油（油分）をため込みすぎて発熱し、火災になりかけた事例もあります。これは稼働率が高い料理店での話しですが…。

パイプファンのメリットはダクトなどがなく、ダイレクトに換気が可能なところです。羽の枚数が少なく、お手入れもしやすく、故障した際もお安くDIYでの取り換えが可能です。

デメリットとしては外部の風の影響を受けやすく、排気が安定性していないところです。ます。羽根が大きい分、風切り音も大きく、取り付けられるところも限られてしまいます。

お客様のお宅のトイレは増築したらしく、換気扇のすぐそばに雨樋があり、コーキングの施工ができていなく、隙間がありました。雨が強く降ると吹き込んでしまうのも無理ありません。換気扇の老朽化もあり、お客様のご要望では「換気扇は撤去して雨漏れがないようにしてほしい」とのことでした。換気扇はしばらく使っておらず、なくても不自由しないそうです。ご要望に応じて換気扇を撤去いたします。

増築で終盤になり、無理に進めてしまったのでしょう。出来上がりに不具合が無ければ分からないことも多いのです。今回は換気扇を撤去して、その排気口も塞いぎ、コーキングなども適切に行ったので、これで雨漏れすることはありません。

ご相談はフリーダイヤル0120-989-742にてお待ちしております。