更新日：2017年05月22日

軒天の剥がれに困っていた木更津市のお客様の施工の様子をお届けします。今回の工事では既存の化粧下地を生かして、ケイカル板カバー工法で補修いたしました。

築年数が経つと、どうしてもこの造りの軒天は剥がれてきます。ほとんどが4ミリ化粧ベニヤで設置されています。経年劣化によりベニヤが膨らんできますこの現状に合わせ一枚一枚の紅谷が剥がれてきます。この現象はどの建物でも起こりうることなので、防ぎようがございません。どの様な改修工事が良いのでしょう。

一番良い完全に治すのであれば、軒天を撤去して破風部分からすべて治します。軒天下地や軒天を新たな商品に作り直します。工事期間は撤去から始まり全て作り直しますので約2週間以上はかかるでしょう。工事期間と伴い予算もかかりますが、この先長い間メンテナンスが掛からなくて済むでしょう。

二番目に良いのは、カバー工法により補修工事いたします。既存の下地をそのまま生かしますので、産業廃棄物が少なくて済み、工事期間が1週間程度で済みます。仕上げがケイカル板に塗装施工ですので、塗装のメンテナンスが掛かります。比較的安価で工事期間が少なくて終わりますので、この先の家の状態を何十年維持するかでは、一番とも考えられます。

木更津市のお客様は、お年を召されていて、自分の代だけでよいとのことで、この先数十年の補修工事で済ませたいとのことでした。今回の工事ではケイカル板のカバー工法により補修工事を致しました、仕上げ材には 日本ペイントのケンエース（水性）により塗装工事を致しました。ケイカル板事態も水分には強いのですが、更に耐候年数を上げるために塗装で仕上げます。

化粧ベニヤと違い薄く剝がれ落ちることはこの先にも考えられません。塗装は約8年から10年前後でメンテナンスをして欲しいのですが塗料がなくなってもケイカル板ですので、直ぐに雨漏れの要因にはつながりにくいと考えます。ですが外部の資材ですので出来れば早目の対策をすることが後々のお宅の為には良い事です。気がつかない間に雨漏れと言うのは始まり、漏水の目視ができる時には大体資材の傷みも確実にあり、大きな工事へとつながりかねません。

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