君津市|築100年の蔵、耐震補強工事
更新日:2017年05月22日
君津市で築100年を経過した蔵の改修工事をしています。現在の建物と違うので工夫しながらの耐震補強となります。
当時の建物をこの先に残してゆくために補強を兼ねて、一般的な補強工事をして行きます。昔の建物なので基礎がありませんでした。当時の基礎は大きな石を土台代わりにしていたそうです。今回はほぼ柱だけ残し、土壁は取り除きました。当時はこの大きな石の土台と土壁で耐震性を保っていたのですが、このままでは劣化が進みいずれ倒れてしまうでしょう。今回は基礎の打ち直しから補強して行きました。まずは基礎として枠を組み鉄筋を入れ現在とほぼ同じものにします。足元からしっかりとした基礎にしなければ歪みが生じてしまいます。柱などがあるので、基礎の下の改良には限界があるため、幅を大きくして対応します。
建物そのものは蔵の作りです。全ての柱が通し柱で作られており、横板をそれぞれ等間隔に通してあります。当時の壁が土壁ですので若干の歪みなどは壁の塗りしろで調節されるために、そこまで正確には建っておりません。現代では垂直水平に建物が建っていなければ資材などの収まりがつかなくなるので、外周と内周に新たな壁下地を設置いたしました。外周の耐震対策としては壁にラスカットベニヤを採用いたしました。ラスカットベニヤは表面に防水性のモルタル材を設置してあり、漆喰などをそのまま塗れるようになっていります。耐震性に優れているため、外部の補強としてよく使われます。
内部の補強としては柱の間に筋違い柱を角隅に設置いたしました。筋違いは縦方向と横方向に設置しなければ強度を保てません。必ず建物の縦方向と横方向の設置が必要です。設置には金物として専用の筋違いボックスを使用いたしました。一つで3点の結合が可能になります。柱・土台・筋違いということです。部屋の中は全て構造ベニヤで補強します。一枚一枚が筋違いの役割を果たし、ツーバイフォー工法と同じような構造になります。外も中も耐震補強をしてこの先大きな地震が来ても安心です。
記事内に記載されている金額は2017年05月22日時点での費用となります。
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