更新日：2022年03月27日

　藤沢市高倉にて築28年になるスレート屋根の点検にお伺い致しました。屋根材が傷んでいるように見えたことから、そろそろリフォームが必要ではないかとお考えになったそうです。築28年が経過していることから、スレートが耐用年数を迎えているのかもしれません。まずは実際の状態を確認するため、現地へ調査にお伺いさせていただきました。

スレート屋根の塗膜が劣化

　屋根調査の様子です。スレートを保護している塗膜には剥離症状が見受けられました。スレートは塗膜によって紫外線や雨風の影響から保護されている屋根材です。防水性も塗膜によって維持しているため、剥がれてしまうと苔やカビなどがスレート表面で繁殖し始めてしまいます。雨水を吸収するようになると、スレートは耐久性が著しく低下します。また、直接紫外線を浴びるようになったスレートはより傷んでしまい、反りやひび割れといった症状も現れるようになるため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせないのです。

棟板金の釘に浮きが発生

　スレート屋根には棟板金が設置されていますので、こちらも点検を行います。棟板金を固定する釘は経年によって浮いてきてしまうことが多いのですが、お客様のお住まいでも同様の症状が確認できました。棟板金の固定力低下は台風時の飛散に繋がり、雨漏りの原因にもなり得ます。こちらも定期的に状態を確認し、メンテナンスを行っていくのが理想的です。
　スレート自体が傷んでいたことや、棟板金にメンテナンスが必要であることをご説明し、お客様には屋根カバー工事をご提案させていただきました。築28年となると屋根下地の防水紙も耐用年数が迫っていますので、そちらも屋根カバー工事で新しくしていき雨漏りを防ぎます。屋根カバー工事は金属屋根材を使用する場合、60㎡で767,800円～（税込）がおおよその費用となります。被せる屋根材によってもお値段は変わりますので、お見積もりの作成が行える無料点検をご活用ください。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスクの着用と手指の消毒を徹底し、お住いの調査にお伺いしております。どうぞお気軽にご相談ください。