更新日：2022年03月10日

　厚木市旭町にお住まいのお客様より、スレート屋根の剥離が起きているため、リフォームを検討しているとご相談いただいたことが今回の工事のきっかけでした。現地にお伺いしてみると、お客様のご住宅に使われている屋根材は現在製造販売が停止されているニチハの「パミール」のようです。

製造が終了した「パミール」とは

　パミールは1996年～2008年の間に販売されていたスレート屋根材で、現在のスレートであれば20年程度の耐用年数を持つと言われていますが一方のパミールは同じスレート材でありながら7年ほどで屋根表面に剥離が起き始め、10年もするとミルフィーユ状に崩れだすという問題があります。パミールは表面が剥がれ落ちていくという性質上、塗装での補修では対応ができません。そのため屋根葺き替え工事または屋根カバー工事での補修の必要がございます。

屋根の現状を調査

　それでは屋根に上り、点検をしていきましょう。やはり屋根材に剥がれが目立ち、屋根全体で症状が起きているようです。症状が進行すると屋根材が何層にも渡って剥離し、ミルフィーユのように広がっていきます。そのほか屋根材のズレや脱落する恐れもあり、放置をしてしまうと劣化した部分から雨水が屋根の下に入り込み、雨漏りとなってしまいます。もしもご自宅の屋根に剥がれのようなものが見られるという方がいらっしゃいましたら、業者の方へご連絡をされることをオススメいたします。

　お客様に点検の結果をご報告させていただき、屋根カバー工法での修繕を行う運びとなりました。お客様がお問い合わせ以前からガルバリウムという耐久性の高い金属屋根材を使用した屋根工事を検討されていたということもあり、今回は進化したガルバリウムとも言われているアイジー工業の「スーパーガルテクト」を使用して屋根カバーを行うことになりました。

　私達、街の屋根やさんでは使用屋根材や屋根面積によって違いはありますが、屋根カバー方法を足場代を含め税込み価格767,800円から承っております。屋根カバー工法であれば既存屋根の撤去費がかかりませんので、屋根葺き替え工事よりも価格を抑えて工事をすることができるのです。マスクや消毒・体温検査の徹底等新型コロナウイルス対策も実施しておりますのでご安心ください。お客様のお問い合わせを心よりお待ちしております。