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日立市で着手した屋根材を施工する前に行う大切な二次防水対策
更新日:2022年3月3日
日立市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
今回は、少し趣向をかえて屋根の二次防水対策についてお話します。
「二次防水って何?」、「では、一次は何??」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
少しだけヒントを出すと、屋根のプロは一次より二次を大切にしているんです。
ヒントになっていないかもしれませんが、これをお読みになれば屋根のマイスターに一歩近づきますよ( ^ω^ )
それでは、どうぞゆっくりお楽しみください。
屋根カバー工法の現場を参考にしながら、一次防水、二次防水について説明します。
今回は、このお住まいの化粧スレート屋根をカバー工法により重ね葺きします。
建物は築15年ですが、脆い屋根材を使用しており塗装には不向きであり、カバー工法を採用しました。
ここでは施工の詳しい内容は割愛しますが、ご興味をお持ちの方は施工ブログをどうぞ(╹◡╹)
まず、屋根の一次防水と二次防水についてお話をします。
一次防水とは、屋根材のことです。瓦やトタン、スレート、ガルバリウムをよく見かけます。
そして、二次防水は、屋根材の下に敷いている防水紙(ルーフィングともいいます)のことです。
防水紙は、一次防水を突破して浸入してきた雨水が建物に入ってこないように防御しています٩( 'ω' )و
実をいうと、屋根の職人は、一次防水より二次防水の方を重視しているんです。
二次防水がしっかりしていると、屋根材が破損したりズレたりするぐらいでは雨漏りは発生しません。
ウンチクはこのぐらいにして、施工の様子を見ていきましょう。
棟板金を撤去
雪止めを撤去
カバー工法は、屋根をフラットな状態にする必要があります。
そのため、あらかじめ棟板金や雪止めなどの障害物を撤去します。
ちなみに、このお住まいの棟は、屋根裏の湿気や熱を外に逃す換気棟でした。
今回は、「TAJIMAタディスセルフ」という粘着式の防水紙を使用します。
防水紙の固定には、タッカーという留め金具を用いる方法と、強力な接着剤で粘着させる方法があります。
粘着式は、タッカー留めのように穴(無駄な穴)を開けないメリットがあるんです。
また、今回のような屋根カバー工法において、タッカー方式では既存の屋根の強度に不安があることから、街の屋根やさん水戸店では粘着式を推奨しています(^o^)
傾斜と戦いながら二人がかりで施工しています。
一人が「重ね代(かさねしろ)」を設けながら敷き、もう一人が防水紙の裏紙を剥がすピッタリと息の合った連携作業です。
しっかり「重ね代」を設けながら、軒先から防水紙を施工しています。
雨漏りのリスクの高い頂点の棟には、防水紙が二重になるように敷きます。
防水紙は、決められたとおり、あるいはそれ以上の重なり代が必要です。
重なりが浅いと重なり部分から漏水する可能性があります(//∇//)
さらに!重ね方にもルールがあるんです。
防水紙を軒先から敷いて、屋根の高い方から重ねるようにします。
そうすることで、上から流れてきた雨水が防水紙の下に浸入するのを防いでいるんです。
防水紙の敷設が完成すると、その上から新しい屋根材を葺いていきます。
ここまでお話しした防水紙(二次防水)こそ、普段見ることができない、雨漏りを防ぐ一番大切な材料だとお分かりいただけましたか?
つづいて、防水紙以外の、当店の職人のこだわりを幾つかご紹介しますね。
ここでは、谷板金、樹脂製垂木、L字の板金をご披露します。
谷板金とは、屋根の谷になった部分で、雨水を集めて流す樋のような役目があります。
屋根で一番水が流れて、かつ異物も溜まりやすい過酷な部分であり、雨漏りの原因のひとつでもあるんです。
この過酷な谷板金ににも、次世代ガルバリウム鋼板と言われるエスジーエル鋼板を使用し強度を高めています。
屋根材のみに耐久性の高い建材を選択しても、この様な役物板金がお座なりでは残念は屋根になってしまいます。
役物板金は、お見積り書でも目が届きにくい部位です!屋根工事を検討される際には、隅々まで確認する事をお勧めいたします(^^♪
屋根の一番てっぺんに載せる棟板金を固定する材料を、貫板(ぬきいた)あるいは貫(ぬき)と呼んでいます。
従来は木製の板や垂木が用いられていましたが、当店では、樹脂製の貫を使用しています。
木製だとどうしても腐食してしまうことから、腐食することなく棟板金を固定しつづける樹脂製品の信頼度は高いんです。
このような建材選択も、屋根職人の立派な仕事のひとつです♪
さらに屋根の棟の部分には、「捨て板水切り用役物」と呼ばれているL字の板金を取り付けます。
捨て板と呼ばれながらも、横からの雨水の浸水を許さない立派な防水対策です(^ ^)
全ての二次防水対策が完了しました!
ちなみに、防水シートを全面貼り終えたこの状態であれば、雨が降っても雨漏りは一切しません。
これが、街の屋根やさん水戸店が自信を持ってお届けする屋根の二次防水対策です。
今回の二次防水対策はいかがでしたでしょうか。
防水紙は屋根の修繕を完了すると見えない部分です。
見えなくなる部分も手を抜くことなくしっかり施工する、職人の心意気を少しでもご理解いただけたら幸いです(^ ^)
二次防水に限らず、屋根についてよく分からないことがございましたら、街の屋根やさん水戸店にご連絡ください。様々な疑問の解決をお手伝いするとともに最適なアドバイスをご提供します。
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