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松山市で行った瓦屋根の雨漏り点検と原因を紹介します
更新日:2022年2月22日
松山市のT様より「雨漏りで屋根が崩れてきているから見て欲しい」とのお電話を頂きました。
屋根が崩れてきているとなったら雨漏りの症状としてはかなり進行しています。
すぐにT様との予定を合わせて翌日「無料雨漏り点検」を実施させて頂くことになりました。
こちらのブログではT様邸の「雨漏り点検」の様子と、少し特殊な「雨漏り原因」についてご紹介します。
こちらが松山市T様邸の瓦屋根です
【写真左(上)】左下の青丸部分が今回の雨漏り被害の合った箇所になります。
T様邸は築70年の伝統的な日本家屋の
お家で、
30年程
前に写真奥の部分を
増改築されました。
その際に
元々の屋根も全面葺き替え工事をされたそうです
【写真右(下)】こう見ると
雨漏り箇所は、増改築時に出来た谷部周辺ということになりますね。
雨漏り被害箇所をじっくり見ていきましょう。
正面の屋根の軒先が左に向かって下がっていますね。
分かりやすい様に屋根を軒下から見てみましょう。
【写真左(上)】垂木(たるき)という構造材が雨漏りで腐って折れてしまっています。
【写真右(下)】こちらは谷部の屋根を下から見た様子ですね。
こちらも雨漏りで
、谷木(たにぎ)と垂木(たるき
)
の
先端がボロボロになっていますね(;^ω^)
ちなみに垂木(たるき
)とは、屋根を支える木材
で、屋根の土台的な
役割です。
→「垂木について」詳しくはこちらこの垂木を放置していると屋根の崩落に繋がりかねません。
早めに修理が必要です!
修理後の
再発を防ぐには
、雨漏りの原因を突き止めなくてはいけません。
ここからは雨漏り点検で原因を探しましょう。
松山市T様邸は30年前に屋根の葺き替え工事を行っているため、瓦に割れなどの痛みはありませんでした。
瓦の下がどうなっているか確認する為に瓦をめくってみました。
30年前という事で、
土と桟木を併用した少し古い工法ではありますが…
ルーフィング(防水紙)
上に雨水が流れた形跡
は見られません。
ルーフィング自体
も古くなっていますが、垂木を腐らせる程の
雨漏りを起こすような破れはありません
。
瓦が原因じゃないとすると谷板金か?しかしステンレス製の谷板金にも目立った穴などなく大丈夫そうです
…
なかなか難しい雨漏りのケースです(;^ω^)
今回の松山市T様邸の雨漏り原因
「瓦屋根の不具合
」ではなく「谷板金の穴あき
」でもない。
「ルーフィング(防水紙
)の劣化
」も考えにくい、、、
→「雨漏りの主な原因」詳しくはこちらT様邸の屋根の状況を
もう一度見返してみて
た結果、
今回の雨漏りの原因は「30年前に行った増改築」でした。
【写真左(上)】もう一度、T様邸の
雨漏り被害箇所
の写真に戻ります。
赤丸部分
に水を排水するための
竪樋がありますね
。
この竪樋は30年前の増改
築
で屋根の形が変わったために「上屋根の水を排水する為」
に取り付けられました。
雨の強さにも依りますが
この竪樋からは、かなりの量の水が排水されます。
その排水された水が
一定量を超えると
【写真右(下)】のように軒瓦の裏側にぶつかって溢れ、下の屋根下地(木部)を濡らしてしまうんですね。
つまり、「30年前に行った増改築」によって「屋根の形を変え、小さな谷部分に大量の雨水を集めた」ことが今回の原因です。
ちなみに右の写真は修理後に流水テストを
撮影したもので
、木部を濡らさないように対処済みなので問題はありません(*^^)v。
では最後に
どのくらいの水の量が流れるのか計算してみます。
写真の赤い部分(投影面積:
49㎡)に降った水が問題の谷に流れ込むようになっていました。
では例を挙げてみます
もし1時間に5㎜(0.005m)の雨が降ったら…49(㎡
)×0.005(m
)=0.245(
㎥)
=245(
L
/時)
245(
L/時)
÷60(
分
)
=4.08(
L/分)
1時間で245リットル。1分間だと約4リットルの水が流れることになります。以前は今よりも多くの木が生えていたそうなので、落ち葉が溜まっていた時
などは確実に雨漏りしていたでしょう。
次に
過去の松山市のデータから
10分間で最も雨量が多かった24.0㎜(2012年8月)で計算してみます。
49(㎡
)×0.024(m
)=1.176(
㎥)
=1176(
L/10分)
1176(
L/10
分)÷10(分
)=117.6(L/分)
たった
10分間で1176リットル。1分間で117.6リットル。1秒間でも約2リットルの水が流れることになります。極端な例ではありますが、
これは落ち葉関係なく溢れていたはずです(;^ω^)
松山市T様邸では
部分的に瓦をめくって、屋根下地を垂木から補修する必要があります。また
雨漏りを再発させない為の対策もしなくてはいけませんね。
理想は上屋根からの水を分散してあげる事ですが、
屋根の構造と地中の排水菅の関係で予算的にオーバーしてしまいます(;^ω^)
今回は軒先の屋根下地
を濡らさない様に
保護するような形で
対策をすることになりました。
次回のブログでは傷んだ屋根下地の補修の様子をご紹介しようとおもいます。
→次回のブログはこちら「松山市T様邸 屋根下地の修繕工事」街の屋根やさん西条・新居浜店
では、お客様のお困りごとをお家に合わせた方法で解決していきます。
なにかお困りごとがあればお気軽に「無料雨漏り点検
」をご活用ください
。
松山市のお客様からのお問合せ、心より
お待ちしております(*^^)v
街の屋根やさん西条・新居浜店
℡0120-12-0603
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