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神戸市須磨区で瓦屋根修理 | 雨漏りを防ぐ棟の取り直し工事
更新日:2022年1月21日
※2021年9月22日公開
こんにちは!街の屋根やさん神戸店です。
本日の現場ブログは、神戸市須磨区にて室内で雨漏りが発生していたお住まいの瓦屋根修理をおこなった現場をご紹介したいと思います。
屋根面どうしの取り合い部分である棟で三段熨斗瓦のズレ、漆喰の剥離などがあり、全体に歪みが見られたため、棟の取り直し工事をおこないました。
今回瓦屋根修理をおこなうことになったきっかけは、雨漏りです。「室内にポタポタと雨漏りしてきて困っている」とのご相談があり、まずは無料の雨漏り点検にうかがいました。なんとも趣のある木造のお住まいで、ちょうどしずくが落ちる和室の畳にはバケツが置かれてありました。
雨漏りが起きる原因は、お住まいの経年劣化や台風や震災など突然の自然災害、元々不適切な施工法だった場合など多岐に渡ります。ただ、雨漏りの原因がどの場合でも、適切に点検をおこない、必要があればその都度修理などのメンテナンスをしておくことでその後の雨漏りの可能性は0に近づけることが出来ます。
大切なお住まいを守り、雨漏りがなく安心出来る状態を保つには、不具合が起きた時点でしっかりその原因箇所を補修しておくことが大切なのです。
雨漏り点検は、お住まい内部の傷み・腐食を防ぐための大切な点検です。
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雨漏り箇所の真上を調べるため、屋根にのぼらせていただきました。こちらが雨漏り箇所の真上にあたる棟です。棟とは、屋根面どうしが重なる山部分(頂点にあたる部分)のことです。棟は屋根面どうしが重なる部分で隙間が出来やすく、屋根の中でも雨漏りの原因となりやすい箇所です。さらに頂点に位置しているため、吹き付ける雨風の影響を最も受けやすく、定期的なメンテナンスが必須な箇所です。
積み上げられた長方形の熨斗(のし)瓦どうしに隙間があるのが見えるかと思います。
棟の瓦どうしを接着している漆喰の経年劣化で剥がれることにより隙間が出来、その隙間から雨水が浸入することにより棟の土台である葺き土が濡れて流出することでさらに隙間が広がっている状態です。
多少の漆喰の剥がれによる雨漏りの場合は、漆喰の詰め替え工事などで雨漏りを防止することも可能ですが、こちらの棟は全体的に瓦がズレてきており、隙間も大きいため、1から棟瓦を積み直して本来のまっすぐな棟におさめ直す必要があります。
神戸市須磨区で棟を取り直す瓦屋根修理をおこないました
それではここから、雨漏りを防ぐための瓦屋根修理をおこなった現場を解説していきたいと思います!
まずはこれからおこなう瓦屋根修理の作業のために足場を架けます。棟の瓦を一旦剥がして解体し、中の葺き土を撤去した際の廃材の一時置き場にもなります。
棟に積まれていた瓦を1枚ずつ剥がして解体していきます。瓦を剥がすと、このように土台として仕込まれていた葺き土が出てきます。ひと昔前の瓦屋根の施工法では、このように下地に葺き土が詰められていました。粘土質の葺き土を詰め、その粘着力で瓦を固定していたのです。(土葺き工法といいます)葺き土に瓦を乗せているだけなので、中の葺き土が濡れて崩れると粘着力が弱まり、風や地震の揺れなどでズレやすくなるため、耐震対策の観点から現在ではほとんど採用されていない工法です。
今回取り直す棟では、葺き土は使用しません。
既存の棟を解体したら、まず屋根下地に防災金具を固定します。
葺き土を使用せず、まず金具を取り付け、これから「垂木」と「なんばん漆喰」を使用して耐久性の高い棟下地を形成します。
防災金具を設置した後、必要となるのが「水糸」です。
水糸を張ることによって、高さを調整しながらまっすぐ防災棟金具を固定させます。
ある程度の築年数が経過した建物は、瓦と葺き土の重さで屋根面が反ってしまうことがあるので、そうして出来た歪みを調整するために、水糸を張るのです。
屋根面どうしの取り合い部分である棟は、葺き土を撤去するとこのように隙間が現れます。
この隙間からの雨水浸入を防ぐため、この隙間を可能な限り狭くするように瓦の形を加工して調整していきます。
完成した屋根を見てもまったく見えない部分ではありますが、こうした一見見えない部分を丁寧に施工していくことが「頑丈で長持ちする屋根」づくりのコツともいえます!
先程設置した防災金具に垂木を横からの4点ビス止めで固定します。
垂木は防災金具に固定され、さらにその防災金具は屋根下地にしっかりと固定されているため、震災や強い風にも負けない頑丈な防災棟となります。
先程設置した垂木を両サイドから埋めるように、なんばん漆喰を詰めていきます。
なんばん漆喰は屋根の表面部分にもなり、仕上がりに大きく影響する部分です。
また、雨水の浸入口となる可能性が高い部分とも言えるため、コテなどを使い丁寧に適切な量を詰めていきます。
なんばん漆喰は、通常の漆喰に「シリコン」や「防水材」を混ぜ込んだものです。
品質改善が重ねられたなんばん漆喰は、昔ながらの「葺き土」に比べて防水性や耐久性に優れており、下地に使用することで棟全体が強固になって今までの棟より丈夫になります。
耐久性・防水性にすぐれたなんばん漆喰は、現在瓦屋根づくりに欠かせない建材なのです。
このなんばん漆喰を詰め込むことで、瓦同士を隙間なく接着していきます。
最後に冠瓦を取り付けていきます。
昔は瓦屋根の棟瓦の段数が多ければ多いほど、見た目が荘厳になり立派な家という価値観があったため、棟瓦が複数段積まれていました。
しかし耐震対策が重要視されるようになった現代では、屋根材の重さを軽減させるため、熨斗瓦を積まずに冠瓦のみで施工することが多くなっています。
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冠瓦を頂点から下地に向けてビス打ちし、しっかりと固定させます。
地震や台風にも負けない丈夫な棟「防災棟」が完成しました!
何段も積まれた棟から防災棟に仕様変更され、下地も葺き土から防災金具で固定した垂木に変わりました。
頑丈な棟に生まれ変わり、漆喰も詰め替えたことで雨水の浸入を防いで雨漏りも解決しました!
施主様にも喜んでいただき、私どもも嬉しく思いました。
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