新潟市西区にお住まいの方より、去年の12月末に軒天から雨漏れしたので見て欲しいとご相談を頂きました。

早速雨漏れ被害の状況を確認するために訪問してきました。

こちらのお宅は築50年で4年前に塗装を行ったようです。

軒天部分には一部塗装が剥がれ、雨漏れしている箇所が見受けられました。

そこまで広範囲に漏れている様子はありませんでしたが、外壁に近い部分が漏っていましたので早めに修繕した方が良いと判断しました。

次に屋根上に上がり原因を追究。

こちらの屋根は逆勾配に施工されており、雪が降る新潟県ではあまり見かけない造りでした。

逆勾配とは、外壁に向かって雨水が排水される構造のことを言います。

そして今回の雨漏れの原因は、板金に穴があいていることによってそこから雨水が入り下地を伝い、漏れた可能性が非常に高いです。

穴があくと直で雨水が侵入しますので、とても危険です。出来る限り板金が腐食してきたタイミングで張り替えることをオススメします。

またこちらのお宅の屋根上を確認したところ、外壁と屋根の間に少し段差ができており、そこを雨水が排水できるような構造になってました。

雨水の集水場所が板金ではどうしても腐食してしまいますので、あまりオススメできない造りですね。

屋根板金以外にも外壁の下端が剥がれており、外壁にまで影響を及ぼしかねません。

屋根以外にも不具合が多々ありましたので、二次災害にならないように早めに修繕することを勧めました。