館山市正木で雨漏りが起きてしまった屋根に、屋根カバー工事で雨漏り改善工事を行いました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白石
館山市正木にお住いのお客様より「雨漏りが起き、困っているので見てほしい」と、お問い合わせをいただき雨漏り調査にお伺いさせていただきました。屋根の状況を確認させていただいたところ、屋根材の割れや欠損などは見られませんでしたが、屋根材同士の隙間が塗料やコーキングで隙間を塞いでしまっていました。この状態では、屋根材に入り込んだ雨水は逃げ道がなくなり、毛細管現象によって建物内部に雨水が浸水し、雨漏りの原因となってしまいます。 雨漏りを止めるために必要な工事として、新規金属屋根材を重ね張りを行う屋根カバー工事が必要になります。雨漏りの影響によって屋根下地の強度が低下していることが調査で分かりましたので、屋根下地の部分的な張替え工事をご提案させていただき工事のご依頼をいただき、工事を行わせていただきました。
担当:白石
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:雨漏り修理 屋根カバー工法 平屋 その他の工事 野地板張替え
- 施工期間:6日
- 築年数:築30年
- 施工費用:詳しくはお問い合わせください
- 平米数:約80㎡
- 使用材料:稲垣商事 ヒランビー
- 保証年数:5年
- ハウスメーカー:ハウスメーカー不明
屋根の状況
屋根の状況です。雨漏りの原因を究明するために屋根の状態を確認したところ、屋根材の割れや欠損などは見られませんでしたが、屋根材同士の重なり部分すべてに塗料やコーキングによって隙間がすべて埋められてしまっています。隙間を埋めてしまうと、浸水した雨水の逃げ道がなくり屋根材を固定する釘から建物内部に雨水が浸水し雨漏りの原因となってしまします。
屋根の先部分の状況です。屋根内部を伝わって浸水した雨水によって破風板と野地板が腐食してしまっています。この状態では、新しく設置する屋根材はしっかりと固定されず屋根としての耐久性も低下してします。雨漏り修理として行う屋根カバー工事と合わせて、破風板の交換と腐食してしまった野地板の交換が必要です。
屋根下地の張替え工事
最初の工程は、傷んだ野地板と破風板の張替え・交換作業を行います。屋根材・野地板の順で取り外し作業を行っていったところ、野地板を剥がし際に垂木の状況を確認したところ、雨漏りによってほとんど原形を留めていない状況です。垂木がこの状態では、新しく設置する野地板・屋根材がしっかりと固定するが出来ませんので垂木の交換と補強を行う必要があります。
垂木の交換・補強を行い、施工完了後は新規破風板・野地板張りの作業を行っていきます。野地板は、12mmのものを使用し取り付けていきます。破風板の設置が完了後は、雨水などからの劣化を抑制するために塗装を行います。
野地板の設置が完了後は、防水紙の設置作業を行います。防水紙設置前に屋根の上部に設置されている棟瓦の取り外し作業を行い、防水紙を設置します。防水紙は、田島ルーフィングのタディスセルフ(遅延型粘型)を使用します。
防水紙の設置は、屋根先から張り始め屋根上部に張り重ねるように設置していきます。防水紙同士は、10cm程重ねて設置します。屋根先から設置することで張り重ねは上部になりますので、万が一雨水が浸水しても、重ね部分から雨水が防水紙内部に浸水することがありません。
新規屋根材張り
新しく使用する屋根材は、稲垣商事社製のヒランビーを使用します。ガルバリウム鋼板となっていますので、高い耐久性をもち表層には遮熱塗料が施されています。新しい屋根材を設置する前作業として、屋根先と屋根の袖に専用の板金の取り付け作業を行います。
屋根先には、軒先唐草と呼ばれる部材の設置を行います。軒先唐草は、雨樋の雨水を配水する役割と屋根材の内側に雨水が廻り込ませなくする役割があります。屋根の袖には、ケラバ水切りと呼ばれる部材を設置します。ケラバ水切りは、屋根の袖に設置することで、雨水の外側から吹込みを防ぎ、袖に設置された屋根材の雨水を屋根内部に浸水を防ぐ役割りがあります。部材の設置が完了後は、新しい屋根材を固定するための455mm間隔で設置されている垂木の隅出しを行います。
新規屋根材の取り付け作業です。隅出しを行ったラインにネジタイプのビスを使用し固定していきます。屋根材の設置は、防水紙と同様に屋根先から順に屋根上部に向かって設置作業を行っていきます。
お客様のお住いは、切妻屋根となっていますので両面に屋根材の設置を行います。屋根材の設置が完了後は、屋根の上部に棟板金の設置作業を行います。
棟板金の設置状況です。棟板金を固定するための下地となる貫板の設置を行います。貫板の設置の際は、屋根の頂点と棟板金の頂点が合うように貫板の位置を調整し、位置を決め屋根に固定します。固定の際には、ネジタイプのビスを使用し、固定の強度強化を行います。
棟板金の重ね部分には、防水処置としてコーキングを充填し棟板金を取り付けていきます。棟板金の固定には、ステンレス製のビスを使用し固定していきます。ビスを使用することで、風の煽りを受けても固定の強度が緩むことはありません。棟板金の設置が完了後、屋根全体を確認し屋根カバー工事すべての工程が完了になります。
屋根カバー工事竣工
屋根カバー工事が完了後にお客様にご確認いただき「雨漏りが止まり、屋根も綺麗になりこれで安心出来ます」と、工事にご満足いただけました。雨漏り修理・屋根工事で、お困りな方は、街の屋根やさんにご相談ください。調査・お見積りは無料です。お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年12月10日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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