更新日:2016年8月14日
夏休みも後半が過ぎ、お盆休みを迎えている方も多いのではないでしょうか?私も少し早目のお盆休みをいただきました。
私の先祖のお墓は山形県にあるのですが、今の季節だと以外にも千葉と同じぐらい暑いです。東北なのに?と関東の方は不思議に思うかもしれませんが、山に囲まれた盆地なので朝方、夕暮れ時は気温がぐっと下がるのですが、昼間は関東と同じぐらい暑いんです。
その気温差が果物を作るには適している気候なので、東北は福島の桃をはじめとしてもフルーツの原産地であることが多いですね。
そこで少し気になったのが、山形ってほとんど瓦屋根が無いんです。車を少し走らせてみても見渡す民家はほとんど金属屋根ばかり。
積雪で瓦がズレれば、毎年、春になれば瓦を直さなければならないし、私のおじさんなんかは瓦屋根だったら雪が屋根から落ちるときに、雪と一緒に瓦ごと屋根がずり落ちてしまうよと、さも当たり前ののように笑っていました。
グーグルアースで根雪をするような降雪地帯を少し調べてみると、瓦屋根のお住まいはほとんど見かけません。
しかし、同じように降雪地帯である新潟県や長野県などの北信越エリアでは瓦屋根のお住まいが多く見受けられます。
一概に言い切れるわけではありませんが、このエリアは季節によっては台風の影響を受けやすく昔からある古民家などでは瓦を使用することで、お住まいの重量を上げ、飛ばされないように施工されていたのではないかと思います。
また、地域によっては特殊な釉薬を塗った瓦で雪のすべりをよくしたりと、積雪に関する工夫が凝らしてあります。
関東地方では比較的おだやかな気候であることから、様々なタイプの屋根、様々な素材を使っての屋根が見受けられます。
特徴的なものでいえば、都内ではいかに狭いスペースを有効活用できるかのノウハウを凝縮したかのような変わった作りのお住まいが、多く見受けられます。
また、隣接している建物の距離が極端に狭いために防音設備の整った建物が多いようです。
地域によって、屋根の形状、素材、建物の作りまで異なるのは、日本の四季と地域によっての気候の差、また地域ごとに建築基準や法律も異なってきてしまうの、お住まいひとつをとってみても様々な個性を感じられます。
建物に関する知識を調べてみると、もっと面白い知識を知ることができそうですね!
屋根に関するご相談は0120-989-742までお気軽にご相談ください。