更新日：2016年01月23日

本日ご紹介いたしますのは千葉市稲毛区で行った現地調査の様子です。お問合せのきっかけは屋根からの雨漏りです。長年手入れをしていないこともあるので、この機会に徹底的に工事を行いたいとのことでした。建物をくまなく点検して必要な工事をご提案したいと思います。

問題の雨漏りしている屋根です（左写真）。ぱっと見た感じでも健全な状態ではないことがわかります。もともとは白の塗料で塗られた屋根ですが、塗膜が薄くなって下地の色が見えてしまっています。実際に屋根の上を歩いてみると、屋根材の下の野地板も傷んでいることがわかりました。右写真は棟板金が飛散した箇所です。飛散してからだいぶ時間が経っているようで、貫板が腐食してぼろぼろになっていました。

パラペットの部分も錆が浮いてきております（左写真）。接合部に施されたコーキングも傷んでいますので、こちらもメンテナンスが必要です。
雨漏りしているので、工事を行う日までこのまま放置はできません。お住まいにとって水分は大敵で、家具やクロスなどを汚すだけでなく、躯体などの構造に関わる重要な部分を痛めることにもなります。そうなると大がかりな工事が必要になり、それだけ工事の費用も時間費やすことになってしまいます。一時的な処置ではありますが、ブルーシートで雨漏り箇所を覆っておきます（右写真）。

　
配線の引き込み口はシリコンゴムで塞いでいましたが、経年によって劣化し剥がれています（左写真）。このような箇所は小動物が巣を作ったりすることがありますので、工事の際にこちらも塞いでおきましょう。外壁の目地のコーキングも傷んでボロボロな状態です。右写真の矢印部分に白っぽいものが見えると思いますが、これはコーキングの下に設置されているバックアップ材です。バックアップ材も同様に傷んでいますので、コーキングおよびバックアップ材も交換が必要です。

今回の調査の結果、屋根に関しては屋根材や野地板がダメになっていますので、屋根葺き替え工事をご提案いたしました。また、外壁も塗膜の劣化が進んでいましたので屋根塗装をし、さらに目地の補修も行ってお住まいをリフレッシュしたいと思います。