更新日：2016年01月15日

本日ご紹介いたしましのは千葉市若葉区で行った屋根塗装の様子です。今回の塗装対象となる屋根はモニエル瓦を使っております。瓦といっても種類は様々なのですが、このモニエル瓦には定期的な塗装によるメンテナンスが必要です。

これから塗装を行う屋根が左写真です。撮影した日は生憎のお天気で、写真が暗くてわかりにくいかもしれませんが屋根全体の塗膜が経年により浮いてきており、部分的には剥がれて下地が見えてしまっています（右写真）。モニエル瓦は全体を保護するクリアー層があり、その下にセメントによるスラリー層がありますが、クリアー層が傷んでスラリー層がむき出しになるとそこに苔などが生えやすくなってしまいます。また、苔の発生だけでなく汚れの付着や太陽からの紫外線の影響で劣化はどんどん進んでしまいますので、そうならないために塗装で保護しなければなりません。

モニエル瓦の塗装といっても一般的なスレートや金属屋根材を塗るのと工程はほとんど一緒です。まずは屋根に付いた汚れや古くなって浮いた塗膜を高圧洗浄で洗い流します（左写真）。その後、シーラーを使って下塗りを行います（右写真）。シーラーを塗布するのは下地と塗料を強く密着させるためです。また、下地が劣化していると塗料を必要以上に吸い込んで塗料を大量に使ってしまいますので、吸い込み防止の意味でもシーラーを使います。

下塗りが終わると、続いて中塗り、さらに上塗りを行って仕上げます（右写真）。これらの重ね塗りは一回の塗装が終わってから、インターバルをとりしっかり乾燥させてから次の塗装を行います。このように正しい手順で塗装をしていくことで強く美しい塗装に仕上がるのです。
屋根塗装の全ての工程が終わったものが右写真になります。塗装前の写真と比較してずいぶん印象が変わったと思いませんか？　屋根の色は以前と大きな違いはありませんが、艶が生まれ輝いています。見た目の変化だけでなく紫外線や雨からの保護機能も戻りましたのでこれからは安心してお過ごしいただけます！