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ベランダやテラスの屋根に使われる長寿命のポリカーボネート
更新日:2021年09月12日
ニュースで台風情報が頻繁に流れる季節となりました。台風や強風などの被害に遭いやすい部分として、屋根では
棟板金や
軒天など挙げられますが、
ベランダやバルコニーの屋根に使われていることが多い「
波板」も被害に遭いやすい部分です。今回は波板について簡単に解説します。
波板の種類
「波板」というと、多くの素材や種類がありますが、ベランダやテラスの屋根に使われているのは以下の種類がほとんどです。
●
塩ビ波板(塩化ビニール)→昔からよく使われてきた波板:耐用年数2~3年
●
塩ビガラスネット波板→特殊なガラスネットを挟んで強化:耐用年数5年ほど
●
ポリカ波板(ポリカーボネート)→衝撃に強い:耐用年数10年ほど
塩ビ波板は、
安価で手に入れやすく
柔軟性があり、
加工するのが楽ということで、最近では
DIYでも多く使われています。しかし、紫外線の影響を受けやすく日焼けなどの熱により
変色・
変形・
割れやすくなってしまうため長期使用には向きません。
人気のポリカーボネートのタイプは?
現在、
耐久性が高いことから主流となっている
ポリカ波板は、透明な波板の中で
耐衝撃強度は
トップクラスです。物がぶつかっても割れにくく、ガラスの約200倍、アクリル板/塩ビの約20倍以上の
強度があると言われています。これは硬いというわけではなく、非常に
弾力性があるということなんです。また、透明度と透過性に優れており、さらに紫外線を通しません。
色味は、
ブラウン系など色味のある波板が人気です。ほかにも、擦りガラスのような
半透明タイプの波板もあり、こちらも人気です。また、見た目は普通のポリカ波板と変わらず、
熱線を効率よくカットし
温度の上昇を抑制してくれるという「
熱線カットポリカ波板」もおすすめです。こちらはテラス屋根におすすめな波板です。用途に合わせてお選びいただくのも良いと思います。
片面耐候仕様と両面耐候仕様
耐候性とは、太陽光・温度・湿度・雨等の屋外の自然環境に耐 えうる性質であるという意味です。一般的なポリカ波板は、
片面のみに
耐候処理が施されています。そして、多くはシールが貼られており、シールが貼られている側を
表にするのか
裏にするのかのみ
メーカーにより異なります。そのため誤って取り付けてしまうと、すぐに日焼けや捲れを起こしてしまう恐れがありますので、必ず
向きに注意して施工する必要があります。
私たち街の屋根やさんでは、
新型コロナウィルスの感染予防対策として、ソーシャルディスタンスを守り、マスク着用での現地調査を行わせていただいております。現在、zoomでのお打ち合わせも承っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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