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菊池市|ズレて雨漏れしたセメント瓦屋根に葺き替え工事をご提案
更新日:2021年8月2日
こんにちは、街の屋根やさん熊本店です!
今年は例年よりかなり早く梅雨入りしましたが、お住いのチェックはお済みでしょうか?
雨が多い梅雨は、雨漏りの問い合わせが一年で一番多い季節でもあります。
普段は大丈夫でも、雨の日が続くと雨漏りが始まる場合も多いので、気になる所はお早めに解決しておきましょう!
◆◇◆◇◆
本日は菊池市にてセメント瓦の屋根が雨漏りしたとご相談を受け、現地調査を行った様子をご紹介します。
ズレ・歪み・割れ・漆喰劣化など各所に問題が見られた為、葺き替えをご提案させていただきました♪
今回現地調査を行ったのはこちらの建物です
建物詳細 木造2階建て住宅
屋根材種類 セメント瓦
相談内容
瓦のズレがあって雨漏りも起きているので、点検してほしい。
てんぴ(太陽熱温水器)も外したいと考えている。
瓦のズレは落下の危険もあり、心配になりますよね。
早速梯子を立てて屋根の上を見てみます!
お客様がご心配されていた瓦のズレが、何カ所かで見られました。
瓦がズレる主な原因は、漆喰の劣化です。
瓦を固定させる為の漆喰が劣化すると、固定力が下がりズレる原因になります。
このような瓦のズレは、台風や地震の際に瓦が落下する危険もある為、放置は厳禁です!
参考記事
棟や平瓦にも歪みが見られました。
このように瓦が全体的に歪んでしまうのは、漆喰の劣化だけでなく、地震や台風なども原因になります。
元々固定力が下がっていた所に、地震や台風などの強い力が加わり、歪みが発生したのでしょう。
特に『棟』は屋根の中でも最も力がかかりやすい為、地震などで落下してしまうのは棟瓦が多いんです。
参考記事
割れている瓦や苔も見られました。
これらはセメント瓦の防水性が下がっているサインです。
セメント瓦は和瓦(陶器瓦)と異なり、塗装メンテナンスが必要です!
素材であるセメント自体に防水性がない為、表面に塗膜を持たせて防水性を保っていますが、塗膜も徐々に劣化します。
塗膜が劣化して水分を吸収すると、苔やカビが繁殖しやすい環境になり、
水分を吸収した瓦は強度も下がる為、ヒビや割れも起きやすくなります!
参考記事
屋根の付帯部も塗装が劣化して剥がれていました。
こういった塗装の剥がれを放置すると、部材にどんどん水分が染み込み、腐食などの原因となります。
塗装が剥がれた付帯部には、塗装メンテナンスをご提案しようと思います。
こちらが太陽熱温水器です。
太陽の熱を利用してお湯を温め、お風呂などで利用するという装置です。
エコロジーな商品ですが最近では見ることも少なくなりましたね。
お客様宅でも、今は使っていないので撤去したいという事ですので、お見積りに入れさせていただこうと思います。
現地調査が完了しました!
セメント瓦については問題箇所が多く、耐用年数も超えている為、お客様には以下の工事内容をご提案しました。
・セメント瓦から陶器瓦に葺き替え
・棟部は地震に強い強化棟で取り直し
・雨樋、玄関木部、雨戸など付帯部の塗装
・太陽温水器の撤去
後日お客様より、ご提案内容での工事依頼がありました。
皆様は今回ご紹介した『セメント瓦』についてご存じでしょうか?
陶器瓦などの和瓦は粘土からできているのに対し、セメント瓦は名前通りセメントを型に流して成型させた瓦です。
大正7年に誕生したセメント瓦は高級品であった和瓦に比べ、製造が容易で安価であった事から全国へ広がりました。
和瓦に取って代わる瓦と思われたセメント瓦ですが、弱点もあります。
セメント瓦の素材であるセメントに防水性がなく、表面に塗膜を作って防水性を保っている為、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
塗膜が剥がれたまま放置すると、今回のように苔やカビ、割れが起きやすく、耐久性の面では和瓦には劣ります。
見た目は非常に似ているセメント瓦と和瓦ですが、
性能を比べてみるとこんなに違いがあります。
| |
セメント瓦 |
和瓦 |
| 素材 |
セメント |
粘土 |
| 耐用年数 |
約30~40年 |
約50年 |
| 価格 |
安い |
やや高い |
| メンテナンス |
10年ごとに塗装 |
塗装メンテナンス不要 |
※どちらの瓦も漆喰や下地のメンテナンスは必要です。
今回ご紹介したセメント瓦、実は熊本が発祥なんです!
現在でも熊本ではセメント瓦のお家が多くありますが、ある程度築年数が経っている場合がほとんどではないでしょうか?
現在では新築でセメント瓦を使用する事がほとんどなくなり、製造工場も減った為、一部差し替えなどをしたくても同じ型番の瓦は手に入りにくい場合もあります。
『我が家もセメント瓦で劣化が気になってきた』
『うちの屋根の種類が分からないけど見てもらえる?』
など、お気軽に当店までご相談くださいね♪
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