更新日：2021年06月18日

　柏市東中新宿にて、風災により棟板金が飛散してしまったお建物の棟板金部分交換工事を行ないました。こちらの建物はセカンドハウスとして使用されており先日隣にお住まいの方より棟板金の飛散を指摘されましてこの度補修工事を行うこととなりました。火災保険を適用し工事を進めて参ります。

棟板金交換工事

　施工範囲は左の写真の赤枠で囲みました板金が飛散してしまった隅棟1本（約6.3M）です。早速作業に取り掛かります。まずは残っている既存の棟板金、木製の貫板の撤去から行ないます。板金は貫板に釘で固定されていますので釘をバールを使い抜くと板金の撤去が出来ます。板金を外すと貫板が湿気などにより劣化しているのが確認出来ました。板金が被っている部分にも劣化があったので棟板金全体の交換を行なうのが良いと思いましたので追加のご提案を行ないます。

　板金、貫板が撤去出来ましたので貫板と言われる板金を固定するための下地を設置します。元々木製が使用されていましたが最近では耐久性の高い樹脂製の物も出回っておりますので樹脂製貫板を使用します。樹脂製貫板のメリットは水分による劣化が無く木製と比べると耐用年数が長いと言う点です。こちらの貫板は屋根材にビスを使い固定を行ないます。

　板金を固定するビスは、ゴムパッキンのついたビスを使用しますので、浸水や緩みの防止を行うことが出来ます。

　棟板金繋ぎ目のシーリングを行ない防水処理を行ない、棟板金交換工事が完了となりました。これまでは板金が飛散してしまい棟の一部が空いてしまっており下地の劣化が心配でしたが新たに板金を設置したので劣化の進行の恐れはなくなりました。しかし屋根材にも劣化がみられましたので今後の事を考えると屋根全体の工事も視野に入れてご検討をなされた方が良いと思います。

　私達「街の屋根やさん」では新型コロナウイルス感染症に対する感染予防を徹底して行ないお客様のもとへお伺いをいたしております。お困りの際はお気軽にお問い合わせ下さい。