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忠岡町の屋根葺き替えで瓦の撤去からルーフィング敷きまでをご紹介
更新日:2025年9月22日
忠岡町の皆さまおはようございます!
街の屋根やさん岸和田店の小南です。
この記事を読んでいただいている方の中に屋根の葺き替えをご検討されている方はおられますか?
屋根の葺き替えとは、今ある屋根を解体して新しく葺き替える工事のことです。
忠岡町にお住いのK様は「屋根に瓦と土が載っているので、地震が来た時に家が倒れないか心配なんです」と、不安を感じておられ、街の屋根やさん岸和田店で耐震診断を行い、耐震改修工事を行うことになりました。
耐震設計に基づいてご提案したのが「屋根の葺き替え」です。
※耐震診断や耐震改修については前回の現場ブログで詳しくご紹介していますので、この記事の一番下にあるリンクよりご覧になって下さい。
忠岡町K様邸は屋根に重い瓦と葺き土(瓦を葺くための下地の土)が載っていました。
屋根が重いと建物の重心が上になるので、地震の揺れが発生した時に建物が左右に大きく揺れてしまいます。
瓦よりも軽い屋根材に葺き替えることで、建物の重心が下がって安定し、揺れに強くなります!
K様邸では地震に備えるために重い瓦を撤去して軽いスレート葺きの屋根に葺き替えることになりました。
瓦屋根についてご紹介した記事はこちら
屋根の葺き替えについて詳しくご紹介した記事はこちら
忠岡町K様邸の屋根葺き替え工事で使用するのは「スレート」です。
スレートは厚みが5mmくらいの平らな屋根材のことです。(カラーベスト・コロニアルとも呼びます)
瓦の半分ほどの重さなので、葺き土を撤去することで屋根を軽量化することができます。
瓦は葺き土で葺いていますが、スレートは釘留めにより施工しますので、地震が発生したときに落下する心配がありません。
忠岡町K様邸は屋根を軽量化して地震に備えるために屋根の葺き替え工事を行います!
これより先は、屋根葺き替え工事の中の「屋根の解体」「野地板張り」「ルーフィング敷き」までの様子を詳しくお話させていただきます。
屋根の工事はご自身で確認することは難しいので、これから屋根の葺き替えをご検討されている方は、是非参考にしてくださいね!
☆まずは、ルーフィングを敷いた様子のビフォーアフターをご覧ください。
忠岡町K様邸の屋根葺き替え工事のルーフィング敷きのビフォーアフター
既存の屋根は土を敷いた瓦葺きです。
築55年が経過して、葺き土が乾燥して痩せてきて、瓦の固定力の低下によるガタつきが生じていました。
屋根自体の劣化も気になるところですが、K様が一番心配されていたのは「屋根の重量」です。
屋根が重いので、大きな地震が発生した時に倒れないか心配されていました。
既存の瓦をめくって、葺き土を下ろし、新しい屋根の野地板を張ってからゴムアスルーフィングを敷きました。
この時点で、見るからに屋根が軽くなった気がしませんか?
屋根を雨水から守っているのは屋根材ではなく、このルーフィングと呼ばれる防水シートです。
どんなに高級な屋根材に葺き替えても、下に控えている防水シートが破損したり傷んでいると、雨漏りしてしまいます!
それでは、忠岡町K様邸の屋根葺き替え工事の既存瓦のめくりからルーフィング敷きまでの様子に続きます。
忠岡町K様邸の屋根葺き替え工事(ルーフィング敷きまで)
屋根の葺き替え工事で使用する足場を設置し、作業開始です!
この日は屋根職人5人が現場に入り、屋根の解体からルーフィング敷きまでを1日で完了させました。
写真は既存の瓦をめくっている様子です。
屋根の解体は職人の手作業で行います。瓦を1枚1枚めくって、地上に荷下ろしします。
めくった瓦が落下しないように屋根の上で重ねて保管し、何枚かまとめて地上へと下ろしていきます。
忠岡町K様邸では、瓦や土の荷下ろしで電動梯子をご用意しました。
電動梯子はや地上から屋根にかけて設置する梯子のことです。梯子に設置している荷台が電動で動くので、屋根の上から地上まで荷下ろしすることができます。
屋根の葺き替えでは、大きなクレーン車を配置することもありますが、K様邸はクレーン車を横付けするスペースが無かったので、電動梯子を使用しての作業になりました。
屋根の解体作業の様子です。
漠然と屋根を見ていると、それほど瓦があるように見えませんが、いざめくって重ねていくと、瓦がたくさん使われていることを実感します。
K様にもお写真で瓦のめくり作業を見ていただくと、
「こんなに瓦がのってたんですね~!土もすごい量!」
と、驚かれていました。
瓦をめくると下地の葺き土が現れます。
土もたくさん載っていますね!
瓦と土を合わせると、屋根の重量はトン単位になりますので、建物にかかっている負担のことを考えると、
「地震が発生した時は怖いなぁ」
と思います。
葺き土は袋に入れてすべて下ろし、屋根面をきれいに掃除します。
土葺きの瓦屋根の葺き替えでは土を撤去する時に土埃(つちほこり)が飛散します。土が乾燥しているので飛散しやすく、ご近所の方にご迷惑をお掛けしてしまいます!風がある日は特に作業中は気をつけないといけません。
工事中は埃や音などでご近所の方にご迷惑をお掛けすることになりますので、
街の屋根やさん岸和田店は、屋根工事や各種工事の前に、近隣様へのあいさつ回りをさせていただいております。
近隣様へのあいさつ回りの様子
軽微な工事でも近隣の方には少なからずご迷惑をお掛けしてしまいます。
屋根の葺き替えでは土埃が舞うので、洗濯物を干すと埃が付いてしまう可能性があります。お隣の住宅が接近している場合は屋根の解体のお日にちをお知らせしています。
工事前のあいさつ回りについての記事です
屋根の瓦と下地の葺き土を撤去した後、軒先(のきさき・屋根の流れの一番低いところ)のモルタルを巻いた部分をカットして水平に加工します。
土葺きの瓦屋根の場合、軒先の瓦の下にモルタルを塗装して化粧していることがほとんどです。
瓦は形状が弓なりに湾曲していますので、そのままだと軒先の瓦の下の土がむき出しになってしまいます。
土が見えていると見た目が悪くなりますし、土が流れる可能性もあるので、モルタルが塗られてます。
瓦をめくると、モルタルが湾曲したままの状態で残っていますし、次に葺くスレートは土を使用しないので屋根面が低くなります。このままだと屋根の下地(野地板)を張った時に隙間ができてしまいますので、軒先のモルタルをカットして水平に調整しました。
ケラバにも同様にモルタルが塗られていますので、カットして調整しました。
ケラバとは、屋根の三角になった部分の端のことです。※左の画像参照
ケラバのモルタルが立ち上がっていると、新しい屋根の下地(野地板)を張った時に、ぶつかってしまいます。
また、新しく張る下地がケラバのモルタルの上になるように施工しないと雨水を受けてしまいます。
軒先・ケラバのモルタルの調整を行った後、屋根面に下地を設置しました。
これは野地板の下地になります。(野地板については下記で詳しくご紹介します)
既存の屋根には土と瓦が載っていましたが、次は平らなスレート葺きになるのでその分仕上がりの面が低くなります。
そのまま野地板を張ると、軒先にあたってしまうので、角材の下地で高さを調節しました。
続いて、野地板を張りました。
野地板は、屋根材や防水シートの下地になっている下葺き材のことです。
野地板が腐食すると、屋根材が剥がれたり雨漏りしてしまいますので、重要な部分になります。
屋根の野地板として使用されるのは一般的に「構造用合板」という強度のある合板になります。
構造用合板は厚みがあるほど強度が増しますが、屋根への負担を考慮すると「9mm~12mm」くらいのものがベストです。
忠岡町K様邸で使用した構造用合板は厚みが12mmで、既存の野地板の上に増し張りする方法を取りました。
既存の野地板を撤去するとなると、解体・撤去費用が掛かってしまうので、増し張りでのご提案をさせていただきました。
野地板は屋根材を支える基礎の部分ですので、耐震性・耐風性がある構造用合板を使用しています。
野地板について詳しくご紹介した記事です
野地板を張った後、ゴムアスルーフィングを敷きます。
ルーフィングは、屋根材の下に敷く防水シートの総称です。
ゴムアスルーフィングとは、アスファルトに合成樹脂や合成ゴムを加えた耐久性のあるルーフィングになります。(改質アスファルトルーフィングとも言います)
アスファルトルーフィングの耐用年数は約10年で、対してゴムアスルーフィングの耐用年数は約20年と言われています。
ルーフィングについての記事はこちら
☆ルーフィングは屋根材をめくらないと交換することができませんので、屋根を葺き替えるタイミングで交換をお勧めしています。
屋根材だけでは完全に雨水を防ぐことができず、どうしても隙間や継ぎ目から雨水が内側に入ってしまうので、ルーフィングを敷いて防水しているのです。
屋根材の内側に入り込んだ雨水が野地板に染み込んだり、屋根内部に浸入するのを防ぐ重要な役割を担っているのがルーフィングです。
ゴムアスルーフィングをお勧めした理由は、その「耐用年数」です。
先ほどお伝えしましたが、ルーフィングは屋根材の下に敷かれていますので、交換するとなると屋根材をめくらないといけないので、簡単にメンテナンスすることができません。
そのメンテナンスの難しさから、ルーフィングの中でも耐久性に優れ、耐用年数が長い、ゴムアスルーフィングをお勧めしました。
既存の瓦を撤去して、ルーフィング敷きまで完了すると、雨漏りすることは無いので安心です。
ルーフィングを敷いた後は、いよいよ屋根材を葺く工程です!
忠岡町K様邸では、軽量な板状の屋根材、スレート(コロニアルグラッサ)です。
スレート葺きの詳しい作業状況は次の記事でお伝えしますので、よかったらご覧になってくださいね!
忠岡町K様邸で行った工事の現場ブログは下記のリンクよりご覧になって下さい
近年、大型の台風が頻繁に発生し、南海トラフ地震も心配です。また、集中豪雨や突風などに見舞われることもあります。
それらの自然災害で受ける被害をできるだけ少なくするために、できることから備えませんか?
街の屋根やさん岸和田店は、屋根だけでなくお住い全体の点検をさせていただいております。
ご相談・点検・お見積りは無料ですので、是非ご活用くださいね!
この記事を書いた加盟店
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