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和泉市の陸屋根防水で重要な下地調整の工程を詳しくご紹介!
更新日:2025年9月22日
和泉市の皆さまこんにちは!
今回の現場ブログでは、和泉市K様邸で行った陸屋根防水工事の【下地調整】の様子をご紹介させていただきます。
陸屋根とは勾配がほとんどない、平らな屋根のことです。
K様邸は築50年が経過した鉄筋コンクリート造・2階建ての住宅で、
2階に発生した雨漏りを止めるために陸屋根を防水することになりました。
防水の工法は、ウレタン樹脂塗膜防水(うれたんじゅしとまくぼうすい)です。※液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を築く工事のことです。
ウレタン樹脂塗膜防水をご提案した理由
K様邸は現在この住宅にお住いされておらず、できるだけ低価格な方がいいというご希望があったからです。そして、塗膜防水は塗装により施工できるので作業性が良好なのもお勧めした理由のひとつです。
塗膜防水の中でも水性の塗膜防水ならもっと費用が抑えられますが、耐久性の面で少し心もとないので耐費用効果を踏まえてウレタン樹脂塗膜防水をご提案させていただきました。
ウレタン防水(ウレタン樹脂塗膜防水)は液体状の防水材を塗布して防水層を形成する工法です。
ウレタン防水については下記のリンクより詳しくご説明していますので良かったらご覧になって下さいね!
防水工事では、どんな防水の工法でも、防水の性能を発揮させて長持ちさせるために必ず下地調整を行います。
この記事では、防水工事で重要な工程となる下地調整の様子をお話していきますので、良かったらご覧になって下さいね。
まずは、下地調整のビフォーアフターのご紹介です!
下地調整前の陸屋根です。
築50年が経過して、かなり前に陸屋根の防水のメンテナンスをされていましたが、2階のお部屋で雨漏りが発生し、ご相談をいただきました。
長い年月の間に蓄積された汚れが目立っています。
下地調整後の陸屋根です。
防水面となる陸屋根に汚れがついたまま防水すると、防水層が剥がれやすくなり不具合の原因になってしまいます。
そのため、汚れや旧塗膜などを取り除き、カチオンフィラーという下地調整材を塗布して新しい下地を築きました!
ビフォーアフターの様子を見ただけでも下地がきれいになっている様子が分かるかと思いますが、下地調整は見た目を美しくするだけではありません!
これから施工する防水層の耐久性や防水性を維持するために欠かせない工程です。
街の屋根やさん岸和田店は、下地調整の工程から防水の施工まで、数多くの現場経験がある防水専門の職人が作業しますので、安心してお任せくださいね。
☆上記のご説明で、防水工事で下地調整が重要なことをご理解いただけていると思いますが、これから防水工事を行う方、メンテナンスをご検討されいる方のために、下地調整の作業状況など詳しくご紹介させていただきます!
ウレタン防水工事の詳しい様子は一番下にあるリンクよりご覧になって下さいね。
和泉市K様邸は築50年が経過した鉄筋コンクリート造・2階建ての住宅です。
2階のお部屋の天井で雨漏りが発生し、陸屋根を防水することになりました。
陸屋根とは勾配がほとんどない平らな屋根のことです。
この工事では、陸屋根の周りに設けられているパラペット(低い立ち上がり壁のこと)も防水させていただきます。
陸屋根ってどんな屋根?
陸屋根の劣化状況です。
床面全体にひび割れが発生していました。
陸屋根やベランダは勾配がほとんどありません。そのため、雨水をまともに受けますし、雨水が長い時間滞在しやすいのできちんと防水しないと雨漏りしてしまいます。
K様邸の陸屋根は目に見えない部分に防水層があり、その防水層を保護するためにモルタルを敷いている形状でした。
以前、陸屋根のメンテナンスをされたということで、その時に水性の防水材を塗布されていたようですが、ほとんど残っていませんでした。
防水層を保護しているモルタルがこのように割れてしまうと、内部に雨水が浸入してしまいます。
K様邸は築50年が経過していますので、防水層も傷んでいる可能性が高く、部屋内に雨漏りしたという見解で、陸屋根を防水するご提案をさせていただきました。
K様邸の陸屋根の周囲にはパラペットという低い立ち上がり壁があります。
以前は、そのパラペットに鉄製の手すりを設置されていたそうですが、陸屋根の防水のメンテナンスをされた時に撤去されていました。
鉄製の手すりが劣化すると錆びついて穴が開き、雨漏りの原因になりやすいので撤去することは防水面でいいことなのですが、撤去した柱の根元がそのままの状態でしたので、そこから雨水が入っている可能性がありました。
今回の防水工事では、手すりの撤去跡を下地調整材で埋めて、防水層で覆ってしっかりと防水させていただきます。
パラペットってどんな役割があるの?
陸屋根防水工事の下地調整で行うのが【ケレン・清掃作業】です。
ケレンとは、主に鉄部に発生した錆や木部の塗膜、汚れや苔、古い塗膜を落とす作業のことです。
簡単にお伝えすると「錆びや汚れを落としてきれいに掃除する」作業になります。
言葉では簡単にお伝え出来ますが、作業にとても時間がかかり、その意味合いも重要です!
長い年月の間に、陸屋根にはホコリや砂などがたくさん蓄積されていて、モルタルの凹凸の隙間にも入り込んでいます。
ケレン・清掃を行なわずにそのまま防水してしまうと、防水層の下に汚れが挟まることになりますので、しっかりと密着せず、剥がれなどの不具合を起こしてしまうのです。
ケレン作業では、スクレーパーという大きなヘラで錆を落としたり、細かい部分は毛の硬いワイヤーブラシを使用するなど、様々な道具を使用します。
陸屋根のモルタルの隙間に入り込んだ砂などをデッキブラシで掻き出して、きれいに清掃しました。
陸屋根全体にカチオンフィラーを塗布して新しい下地を築きます!
ケレン・清掃作業完了後、カチオンフィラーを使用して陸屋根全体に新しい下地を築きます。
カチオンフィラーは接着性に優れたセメント系のフィラーのことです(フィラーとは、下地の凹凸を埋めて下地を調整する性能がある下地調整材の名称です)
カチオンフィラーで下地を強化し、防水性を向上させる工程になります。
まずは、陸屋根のパラペットに設置されていた鉄製の手すりの撤去跡と、その周りのひび割れを補修します。
手すりの撤去跡は雨漏り原因になりやすいので、下地に厚みをもたせて防水性を向上させます。
手すりの撤去跡にカチオンフィラーを塗布して補修しました。
先に処置してから下地を形成することで、その部分の下地に厚みをもたせることができます。
手すりの撤去跡の周囲に発生したひび割れも同時に補修したので安心です。
この工事でパラペットも防水しますので、カチオンフィラーを塗布して下地を強化して調整しました。
この後に施工するのはウレタン樹脂塗膜防水という防水で、液体状の防水材を使用して防水層を形成する工事ですので、パラペットから床面にかけて継ぎ目のない一体性のある防水層で保護されます!
パラペットに続いて床面全体にカチオンフィラーを塗布して新しい下地を形成していきます。
金ゴテを使って、カチオンフィラーを均一に塗布します。
陸屋根はベランダに比べて面積が広いので、防水職人4人で作業を進めました。
すると、ここで問題が発生!!
カチオンフィラーを塗布していると「ピンホール」が発生しました。
ピンホールとは小さい穴のことです。
写真をよく見ていただくと、針でつついたような小さな穴があいていることが分かると思います。
それでは何故ピンポールができると問題なのでしょうか。
ピンホールは小さな穴のことです。一つや二つなど、分からないくらいなら問題がないのですが、密集していたり、広範囲で発生していると、後の不具合に繋がります。
ピンホールが発生した状態で乾燥させると、そのまま小さな穴が残ります。この上には防水層を形成しますが、雨や結露で水分が塗膜の内側に入り込むと、冬場の寒い時期に水分が凍って膨張し、下地と防水層の間に隙間をつくってしまいます。それを何度も繰り返すうちに防水層が剥がれてきてしまうのです!
どうしてピンホールが発生したの?
K様邸の陸屋根は、表面を保護モルタルで仕上げていましたが、経年で傷んで強度が低下して弱っていました。
モルタルの表面が弱っていると、カチオンクリートを塗布した時に動いて凹凸ができ、そこに空気が入り込んで気泡が潰れることでピンホールが発生した可能性があります。また、カチオンクリートは水を混ぜて使用するため、劣化した陸屋根に塗布した時にその水分が一気に吸い込まれ、空気が入り込んだ可能性もありました。
ピンホールは後の不具合に繋がりますので、毛足の硬い刷毛でしごいて丁寧に取り除きました。
通常ならカチオンクリートを塗布するだけの工程ですが、今回は作業にかなりの時間を要しました。
ピンホールが発生しても上に防水層を施工すると隠れて見えなくなりますが、街の屋根やさん岸和田店は見えない部分の工事も確実に行っています。
その際の工事の様子もカメラで撮影して、きちんとご説明させていただいておりますので、屋根の上の工事も安心して私たちにお任せくださいね!
陸屋根全体にカチオンフィラーを塗布して下地調整完了です!
ここまでで、防水工事の下地調整の工程が重要な役割を担っていることをお伝えさせていただきました。
防水工事は、大切なお住いを雨水から守る工事です!
防水性を維持するためには、ひとつひとつの工程を確実に行うことが何より大切です。
防水工事については下記のリンク先でも詳しくご紹介していますので、よかったら参考にしてくださいね。
防水工事についての記事
和泉市K様邸で行った工事の現場ブログは下記のリンクよりご覧になって下さい
陸屋根は、定期的にメンテナンスしないと雨漏りの被害に発展する危険性があります。
防水の工法はいくつかありますし、費用面でも心配だと思います。
街の屋根やさん岸和田店はご相談・点検・お見積りは無料ですので、まずは陸屋根の状態を診断してみませんか?
ご連絡お待ちしております。
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