既存塗膜の劣化が解る方法です。撫でると塗膜の粉が付く現象で専門用語でチョーキングといいます。こうなりますと雨水が浸透➡素地に酸性雨が付く➡サビる。すぐにサビることはないのですが、サビてからの塗装では強度が保てないので、チョーキングが塗り替えのサインです。

塗装工事は建物を頑丈にする工事ではありません。あくまでも建物の部材の保護と美観の役割でしかありません。極端な話をしますと、ふにゃふにゃな部材に塗装を施してもふにゃふにゃのままなのです。素地が頑丈なうちに塗装をして、長持ちをさせましょう！

鈑金の折り曲げて加工したところから劣化が始まり、サビはここから始まりますのでご自宅の屋根のこの部分を観察してください。ご自分で確認ができない方は弊社の無料点検をお勧めいたします。

唐草雪止めの留め具が錆びています。屋根板金より早く劣化して、サビから錆び汁が板金に浸み込み、屋根板金がもらい錆を受けてサビていきます。

高圧洗浄作業です。洗浄作業は気を付けなければいけない点がいくつかあります。

ローラーで塗りづらい部分を刷毛で塗るダメ込み作業です。

板金の隙間一つ一つ丁寧にダメ込みを入れていきます。

ダメ込みを怠ると、仕上がりの美観が悪いだけでなく、怠った部分から錆びていきますので、見落としが無いように確認しながら進めます。

唐草雪止めの周りや、唐草雪止めも刷毛で塗装します。

刷毛でダメ込みしたらローラーで塗装します。

今回は外壁の塗装も承っておりますので、軒樋を塗装します。この軒樋は樹脂製のシビルスケアという製品です。樹脂製なので下地剤を間違えますとすぐに塗装が剥がれてしまいます。樹脂材用の下地材には、ビニタイトプライマーやミッチャクロンなどがあります。今回の下地材はミッチャクロンを使用しました。

こちらは仕上げの様子です。職人の姿が塗装面に映っております。この状態まで仕上げます。