築35年のセメント瓦のお宅です。

セメント瓦は、1970年〜1980年頃に人気がありました。

デメリットは、経年劣化で塗膜が剥がれてくると表面がザラザラしてきます。

調査の結果、瓦自体は問題ありませんでしたが、漆喰の劣化が激しく棟が歪み湾曲してしまっていました。

長年、建物を守ってきた瓦をひとつひとつ外して撤去していきます。

瓦と防水シートの撤去が終わり、野地板の増し張りをおこなっていきます。

増し張りに使用する板は構造用合板と呼ばれる板です。

屋根の一番下にある野地板だけを点検することは、なかなかできません。

完成した野地板の上にルーフィングと呼ばれている防水シートを貼っていきます。

今回、使用しているルーフィングは「ゴムアスファルトルーフィング」です。

ゴムアスファルトルーフィングの耐用年数は20年前後です。

デグラ社のセネターを設置していきます。

・インターロック工法を使いしっかり固定されるので、下から噴き上げるような強風でも、捲れ上がることがありません。

耐震性の次にメリットとして大きいのは、天然石とガルバリウム鋼板を使っているので、色あせがありません。

屋根の頂部です。

だいぶ出来上がってきました。

固定した釘が抜け落ちないようコーキング剤で埋めていきます。