こちらのお宅では、屋根の経年劣化によるメンテナンスをご依頼いただきました。

さっそく現地調査に伺いました。

青い釉薬瓦と呼ばれる陶器の瓦のお宅です。

粘土瓦の耐用年数は約60年と非常に長持ちです。

こちらのお宅では瓦には問題が見られませんでしたが、写真で確認できるように、漆喰の剥がれが大きく単に詰め替える状態ではなく棟瓦を一旦取り除いてから詰め直すという、詰め替えだけに比べ大掛かりな工事となります。

続いて野地板です。

この既存のバラ板の上に多少重量は増えますが、増し張りという手法でもう1枚板の野地板を重ねて貼ります。

強度が上がり、地震に強い構造になります。

野地板の寿命は大きな合板なら約30年、バラ板なら約40年が目安です。

野地板の上にゴムアスファルトルーフィングを貼っていきます。

水はけを考え、軒下から重ね部分を作りながら貼っていきます。

いよいよオークリッジスーパーの葺き替えをおこなっていきます。

おしゃれなイメージと長持ちすることから、別荘やコテージなど特別な建物にも多く使われています。

棟を設置していきます。

スレート屋根のような色褪せも少ないので、キレイな外観が続きます。

基材の繊維にグラスファイバーを使用しているので耐久性・耐光性が高いというのも納得の素材です。

棟の完成です。

破風も完成しました。

外壁左官補修工事に入ります。

「ラス」はモルタルの下地材でモルタルを密着させ、剥離を防ぎます。

ラスの上にモルタルを塗っていきます。

完全に埋まったら、塗装をしていきます。

下塗りです。

中塗りです。

最後に上塗りです。

完成です。

雨樋の設置をおこないます。