屋根の瓦が割れると雨漏りの原因に！阪南市の事例をご紹介
更新日：2025年9月12日
◆◇◆ T様邸は木造・2階建ての住宅です ◆◇◆
■ 屋根・・土葺き・いぶし瓦
■ 台風の被害箇所・・下屋の地瓦が割れて棟の冠瓦が飛散
■ ご相談内容・・台風で瓦が割れて応急処置して様子を見ていましたが、防水シートが破損してきたのできちんと修理してほしい
◆◇◆ T様邸の工事のご提案内容 ◆◇◆
■ 割れた地瓦と飛散した棟の冠瓦の復旧
■ 修理箇所は下屋だけで、勾配も緩やかでしたので足場を設置することなく梯子作業となりました。
「棟」は屋根の頂点の水平部分のことで、二つの屋根面同士の取り合いになります。その隙間を埋めて雨水を屋根面に流すために積み上げられた瓦を「棟瓦」と言います。
T様邸は棟の冠瓦が1枚飛散していました。
地瓦は屋根のほとんどの面積を占めています。
雨水が屋根の内側に入り込まないように真ん中がへこんでいる形状で、そこに雨水が流れます。
T様邸は地瓦が割れて防水シートで応急処置されていましたが、そのシートが傷んできて防水性が低下していました。
この部分も防水シートで応急処置していたそうですが、シートが飛散して葺き土が露になっていました。
このままでは雨水がどんどん内部に入ってしまい、葺き土が痩せて棟の勾配が狂うなど二次被害を引き起こしてしまいます。
そのため、銅線を通して固定・補強されていることがほとんどです。
もともと棟に仕込んであった銅線を冠瓦の穴に通して頂部でしっかりと固定します。
瓦が飛散して葺き土がむき出しになっていたのでT様も心配されていたそうなので、きちんと復旧できて良かったです。
別の箇所では、防水シートが傷んでめくれ上がり、ズレて隙間があいている状態でした。
応急処置はあくまでも一時的に保護するためのものですので、月日とともに必ず劣化してきて役割を果たせなくなります。
応急処置の状態で雨漏りもしていなかったことから様子を見ていたそうですが、応急処置のシートも傷んできたので「いつまでもこのままではいけない」と、修理のご依頼をいただきました。
土葺きの屋根は瓦をめくると土が現れます。
この土が経年で痩せてくると、屋根の上を歩いた時に「カタカタ」と瓦が動く音がします。
葺き土が乾燥していると瓦をしっかりと固定することができません。周囲に既存の瓦がある場合、葺き土を入れすぎると瓦がうまく納まらないので、土を削ったり足しながら復旧しないといけません。
割れた瓦の差し替え完了です。
他の箇所もすべて差し替えました。
瓦屋根は今回のように部分的に瓦を差し替えることが可能です。
「台風で瓦が割れてしまった」「瓦が落下した」など、お困りの方は街の屋根やさん岸和田店にお気軽にご相談ください。
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