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那珂市で瓦屋根の修理相談!大棟の取り直しと全体的な漆喰工事が必要
更新日:2022年10月16日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日お届けするのは、東日本大震災で被害にあった那珂市の瓦屋根調査です。
2011年3月11日に起きた東日本大震災から11年が経ちました。
被災後10年以上経ち、東北地方では屋根の傷みが激しい住宅修理相談が今でも多く寄せられているそうです。
10年といえば、新築のお住まいでも見えない所に屋根の傷みが出てくる時期。
被災後特にお手入れしてこなかったという那珂市の屋根は、今どんな状態なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
こちらが今回相談を頂いた那珂市のお客様宅の瓦屋根です。
東日本大震災の際に多少のズレがあったものの、雨漏りまでには至らなかったため、メンテナンスは行わないまま放置し11年が経過しました。
最近になって、ご近所の瓦屋根住宅が漆喰工事を行っているので『雨漏りはしていないけど、ウチもそろそろかな?』と、少し気になりはじめたとのことでした。
屋根に登り、真っ先に確認したのは崩落した棟です。
漆喰が剥がれて、中の台土(だいつち)が流れ出してしまっていますΣ(゚д゚;)
台土は熨斗瓦(のしがわら)を納めるための硬く練られた葺き土です。
熨斗瓦は、屋根の「棟」に積み上げられている瓦で、熨斗瓦の一番てっぺんにあるかまぼこのような形をしたものを冠瓦(かんむりがわら)といいます。
棟の土台部分である台土が崩れて流出したことで、熨斗瓦も大きくズレてしまっています( ;∀;)
たとえば雨漏りしたことではじめて『屋根を修理しなきゃ』と思ったりですとか、雨漏りが屋根修理のきっかけにはなります。
ですが雨漏りせずとも、不具合を放置するのは屋根にとっても住宅にとってもよくないことなのです。
地震によるダメージですぐ雨漏りが起きなかったとしても、時間をかけて雨風に晒される続けることにより、次第に台土が流れ屋根としての機能を失うことになってしまいます。
固定力が弱まっている棟を放っておくと、強風を受けて倒壊する危険性もあります。
那珂市の瓦屋根は、すぐにでも全体的な棟の取り直し工事を行いたい状態ですね(>_<)
棟瓦の状態が比較的軽微な場合には漆喰の詰め直し工事が行われ、深刻な状況の場合には棟瓦の取り直し工事が行われます。
棟瓦取り直し工事は、棟瓦を一旦取り外して漆喰を詰め直し、取り外した棟瓦を再び積み直していく工事です。
那珂市の瓦屋根の状態ですと、完全撤去して強化棟などで作り直す工事がより確実です。
お客様のご意向をお聞かせいただきましたが、残念ながらお客様がお考えのような簡単な修理では直らないのが現状です(;▽;)
東日本大震災時にすぐメンテナンスをしていれば、部分的な積み直しで済んだかもしれませんが・・・
鬼瓦の台座部分の漆喰は剥離しており、台土が露出して今にも崩れそうな状態!
また、棟の端の鬼瓦の廻りに巻いてある漆喰を鬼巻き漆喰(おにまきしっくい)といいますが、この鬼巻き漆喰も剥がれてしまっています( ;∀;)
屋根面と屋根面のつなぎ部分である隅棟との取合い漆喰も劣化し、剥がれて無くなっており、これでは雨水が浸入する可能性が高まってしまいます。
大棟や隅棟の下に塗られた三日月漆喰(みかづきしっくい)も、漆喰が取れて台土が流れて空洞になっていました。
お客様が瓦屋根に持たれるイメージは『耐久性が一番高く、メンテナンスがいらない屋根』かもしれません。
たしかに瓦単体は “半永久的”とも言われ、長寿の屋根材として知られています。
塗装等のメンテナンスも必要ありません。
しかし、瓦屋根を構成する防水紙や下地などの建材の耐用年数は瓦と同じではないため、定期的なメンテナンスが必要です。
なかでも劣化しやすく適度なタイミングでメンテナンスをしなければならないのが「漆喰」なのです。
屋根瓦は漆喰で隙間を接着し固定することで、瓦を支える台土を雨水から守り、地震や強風などの刺激にも強くなります。
その漆喰の寿命は15年程度と短く、劣化状況に合わせて詰め直しなどの補修が必要です。
また瓦自体に問題がなくても、瓦の下に葺いてある防水紙が劣化すると雨漏りします。
防水紙の寿命は、素材や環境にもよりますが20年とも30年とも言われています
劣化して破損するとそこから家屋内部へ雨水が浸入し雨漏りに繋がるのですが、防水紙の厄介なところは常に屋根の下にあるため、劣化に気付き難いところです。
防水紙は内部への雨水の浸入を防ぐ最終ラインですので、しっかりメンテナンスをしておきたいですね。
どのタイミングでメンテナンスを行うかはもちろんお客様次第です。
しかし、不具合の放置時間に比例してメンテナンス費用は膨らんでいきます。
お客様からは費用を抑えたいと伺っておりましたので、【棟積み直し+漆喰工事】と【取り直し+漆喰工事】のお見積もりを作成し、予算感をご説明にあがらせて頂きました。
とても残念ですが、ご予算内で納められる状況ではなく・・・(;▽;)
お住まいに必要な工事内容が簡単なものではない事はご理解頂けたようです。
見積り提出はさせて頂くので、ご検討くださいとお伝えし、調査終了です。
古くから日本の住居の屋根に使用されてきた瓦は、耐久性がとても高い屋根材です。
ですが地震大国の日本では揺れにより瓦がズレる問題もあり、ズレを放置すると住居の寿命を縮めてしまう結果にもなりかねません。
不具合はできるだけ速やかに専門業者に修理を依頼しましょう!
お住まいの寿命の7割は屋根で決まるともいわれます。適切なタイミングでのメンテナンスがお住まい全体の寿命をのばすことにつながり、結果的にトータルでの費用も抑えられるのです。
街の屋根やさん水戸店では、屋根の状態に合わせた最適な修繕方法をお客様にご提案しております。
点検・お見積りは無料にて承っておりますので、ぜひお気軽にご相談くださいね( ´ ▽ ` )ノ
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