更新日：2015年01月23日

板橋区のお客様より、街の屋根やさんのホームページから無料点検があることを知って、スレート屋根の点検のご依頼があり、板橋区のお住まいへ調査に伺いました。

外壁は築15年目に入ったところで地元の塗装業者さんに依頼し、塗装メンテナンスを行ったそうですが、屋根のメンテナンスは20年経つまであまり気にしていなかったようです。

はじめての屋根点検。
全くの手つかず状態のスレート屋根、どうなっているでしょうか？
さっそく屋根の状態を見ていきますと、スレート屋根全体が経年劣化により塗膜の艶がなくなり色あせ、スレート屋根材の浮きや反りで段差が目立ちデコボコしています。

表面の屋根塗装も塗膜のはがれが目立ち、天窓枠部分のスレート屋根材は屋根材表面がボロボロと剥がれている箇所もあります。
このまま放置すると天窓からの雨漏りなどの危険があります。

スレート屋根材自体の傷みも激しく、いたるところにスレート屋根の欠けが見られました。また、屋根材表面が割れている箇所は一部にカビやコケが発生している状態でした。防水機能を失い水を吸い込んでしまっているようです。

普段なかなか見ることができない屋根の上、板橋区のお客様も点検時の写真や動画を見て、スレート屋根の屋根材自体の劣化状況にびっくりされておりました。

室内から小屋裏に入り点検させていただきましたが、屋根裏からは雨漏りの形跡はなく、屋根の下地もしっかりとしていたことから、既存のスレート屋根はそのままで、棟部分の板金と笠木を全て取外し、屋根表面を洗浄したのちに、防水シートのルーフィングを張った上から金属屋根を張るカバー工法にてお見積りをさせていただくことになりました。

ここまで屋根が劣化してしまっている状況で、室内への雨漏りがなかったことが救いです。
雨漏りなどで屋根下地が傷んでしまっている場合は、その部分を補修しなければなりません。場合によってはカバー工法での屋根リフォームを断念し、屋根葺き替え工事など、他の工事をご提案する場合もございます。
今後の雨漏りなどのリスクを考えますと、屋根カバー工法がお薦めです。また、屋根カバー工法は屋根葺き替え工事と比べて工程が少ないです。それにより工期が短縮できる上に、廃材撤去費用などを節約できる利点があります。
街の屋根やさんではお住まいの状況を細部まで調査し、お客様やお住まいの最適な屋根工事、リフォームのご提案を致します。