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和泉市|雨漏りの工場スレート屋根にカバー工法を行い強い屋根へ
和泉市 足場 足場
【工事のきっかけ】
和泉市で工場経営をされているM様より、『倉庫に使用している波型スレート屋根から雨漏りが起き、倉庫内の荷物や機械が濡れて困っているので一度屋根の現状を見てほしい!』と街の屋根やさん堺店にご相談を頂き、工事を行うきっかけとなりました。
工場内部の天井や壁側には隙間や穴あきができ、そこから雨水が入り込んでいる状態でした。
屋根を見ると、波型スレート(小波)の谷間部分に汚れが蓄積され、割れやスレートを固定しているボルトが錆て抜け落ちや穴あきが複数箇所で見られました。
ボルトの抜け落ちは、固定力が不安定になったスレート材に浮きや隙間ができ、雨漏りが発生してしまう事が工場などでよく起こっている問題の一つです。
また、部分補修をされていたコーキングも紫外線や風雨の影響を受け、ひび割れや剥がれが見られました。
工場内部への雨漏れは、波型スレート(小波)が劣化が進行し防水機能が低下したまま長期間経過した事で、【ボルトの抜け落ち】【屋根材の割れ】【穴あき】【コーキングの劣化】を引き起し、雨漏りに繋がったと考えられます。
こちらの現場では、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる『カバー工法』を行います。
カバー工法では既存の屋根を撤去せずに利用する為、安全に工事を行う事が可能で、工場内や周辺環境に配慮した施工が可能です。
工程は次のように行います。
工程:①足場設置→②既存波板へ仮設通路の設置→③既存明り取り撤去→④新規明り取りの張替→⑤クレーンで荷揚げ作業→⑥軒先・水切り板金取付→⑦谷樋(谷板金)取付→⑧屋根材・ガルバリウム鋼板(スレート小波)の重ね葺き→⑨ケラバ板金取付→⑩棟板金の取付→⑪大型雨樋(軒樋・竪樋)取付→カバ工法の完了
工事のご依頼を頂きましたM様からは、『部分補修や雨漏りの心配もなくなり安心して仕事ができます!ありがとう!』とお言葉を頂きました。
工場などでは稼働を止めての工事は作業効率が下がってしまいます。カバー工法であれば、稼働を止めることなく工事ができ、施工期間の短縮や費用も抑える事ができるので、工場などでは適した施工方法と言えるでしょう!
基本情報
- 施工内容:足場 足場
- 施工期間:約3週間
- 築年数:約30年以上
- 使用材料:ガルバニウム鋼板(スレート小波)、ケラバ板金、棟板金、大型雨樋(エアロアイアン)、竪樋、支持金具(でんでん)、ステンレス製ビス
工場内部の天井や壁側
には、穴あきや隙間ができていました。
こちらは、工場の機械や荷物が保管されている倉庫で、雨が降ると雨水がポタポタと落ち、よこなぐりの雨では壁側の隙間から雨水が入ってくるので、
工場内の機械や荷物が濡れてしまい大変お困りの様子でした。
▶工場・倉庫の屋根工事
波型スレート(小波
)屋根全体に経年劣化の進行が見られ、
割れやボルトの抜け落ちなどが広範囲に起こっていました。
波型スレートはフックボルトという金具で固定されていますが、フックボルトは金属なので必ず錆が発生してしまいます。フックボルトが錆びつくと波型スレートをしっかり固定できなくなり、
割れやボルトの抜け落ちた穴から雨水の侵入を許してしまい屋根材が傷み劣化スピードを早めてしまいます。
また、
以前に部分補修を行ったコーキングにも割れや剥がれが見られ、雨水の侵入経路の一つと言えるでしょう。
▶大波・小波スレートの最適なメンテナンス方法
軒樋や竪樋の一部に
外れやコケの詰まり・支持金具(でんでん)などの破損が見られました。
雨樋は屋根に降り注いだ大量の雨水をスムーズに集め、地面の排水口へと排水する役割があります。
破損や詰まりが起り雨水の排水機能が低下すると、直接地面に雨水が落ち外壁の汚れや基礎を濡らし不具合の原因に繋がります。また、雨樋を外壁に固定している支持金具(でんでん)は小さなパーツですが、傷んでしまうと
竪樋を固定する役割が果たせなくなって、こちらの様に
雨樋自体の破損や歪みの原因に
なってしまいます。
▶雨樋の詰まりの原因と清掃方法・対策をご紹介
谷樋の亜鉛メッキ鋼板には、錆が発生していました。
錆の発生はあるものの、雨漏りに繋がる穴あきなどの不具合はありませんが、表面に施されている亜鉛メッキが剥げて鉄が露出している状態で、いずれは谷樋に穴が開き雨漏りの大きな原因となる為、メンテナンスが必要です。
※谷樋は屋根と屋根の重なり合った境目部分にあり、雨水を適切に排水する樋の一種です。
▶屋根で最も雨漏りしやすい部分「谷板金」の修理方御法
防水機能が低下している波型スレート(小波)にカバー工法を行います。
まずは足場を設置します。
足場設置後、周りにメッシュシートを取付けて完了です。
このメッシュシートは、ゴミが周りに飛散するのを防ぐ役割があります。
2m以上の高さで作業を行う場合は、足場の設置が義務付けられ安全な工事を行う為にも、ご理解をお願い致します。足場の設置は別途費用が必要な為、一度の足場設置でまとめて工事を行うとコストを抑える事ができます。
▶一度の足場で2度おいしい屋根・外壁工事
足場設置が完了したら、既存の波板屋根にベニヤ板を使用した仮設通路を取付ます。
こちらの仮設通路は、屋根材の取付等
で作業を円滑に行う為に
必要な作業通路になります。
また波板の上に直接上がると破損する危険がある為、お客様にご了承の上取付させて頂きました。
新規FRP製の明り取りに張替て、
木下地を取付ていきます。
こちらの施工
手順
①既存の古い明り取りを撤去
②サイズカットした新規
FRP製の明り取り波板に張替る
③木下地を既存の鉄骨下地に留めて取付
④木下地の上に、新規明り取り波板を再度張付けて2重になっています
使用したFRP製の明り取り波板は、採光性・耐衝撃性・※剛性に優れた素材です。
今回の様に明り取りが2重になっている事で、よりクリアーになって工場内が明るくなります。
※剛性(ごうせい)とは、曲げやねじりの力に対する寸法変化が起こりにくい性質
クレーン車を使用して、屋根工事に必要な資材を荷揚げしていきます。
資材を吊り上げるクレーン作業は、クレーンを操縦するオペレーターとフックに資材を掛けてクレーンを誘導する誘導員で、荷揚げ作業を行います。
クレーンを使用すればレッカー費用は掛かってしまいますが、短時間で荷揚げが完了する為、手間代の削減にも繋がります。
屋根上で別の
職人が荷受けし、屋根に資材を並べ荷揚げ作業が完了です。
屋根工事に必要な資材が全て揃い、ここから本格的に屋根工事が始まります!
軒先の水切り板金を取付て行きます
。
水切り板金には、耐食性の優れた
ガルバリウム製
鋼板を使用しました。
”板金工”と呼ばれる職人によってカット
加工した板金を
、板金
ビスでしっかり固定していきます。
また、板金ビスの下には雨水が浸入しないように防水ゴムが付いているので安心です。
軒先の水切り板金取付が完了しました。
軒先は水が流れつく場所なので、板金がなければ
屋根の内部に
雨
水が入ってしまいます。
雨水が内部に
入ってしまうと、雨漏りや屋根材・軒の腐食に繋がる危険性が高くなります。
軒先に水切り板金がある事によって、屋根内部に雨水が入るのを防ぎ建物が傷まない様に守ってくれているのです。
工事でサイズカットした
ガルバリウム鋼板製の谷樋(谷板金
)
を取付けて行きます。
谷樋(谷板金
)
は、いくつかの板金を繋ぎ合わせて取付ます
。
板金のジョイント部分には、コーキングをしっかりと挟み込んでおきます。谷樋(谷板金
)は、”雨水の通り道”とも言われるくらい雨水が最も流れてくる部分なので、
ジョイント部分の止水処理が重要です!
雨水が集中するように作られた部位なので、板金が傷みやすく雨漏り原因の上位でもあり定期的なメンテナンスが欠かせない場所でもあります。
屋根材のガルバリウム鋼板(スレート小波)を葺いていきます
既存の屋根材の上にガルバリム鋼板(スレート小波
)を重ね葺きしていきます。
ガルバリウムとは、『亜鉛
』と
『アルミ
』『シリコン
』
を組み合わせた合金で、ガルバリウムでメッキを施した鉄(鋼板
)の建材
が『ガルバリウム鋼板
』です。穴あきの拡大を抑える『防食
作用
』
や、穴を埋めてくれる『保護作用
』
をリサイクルをして『自己修復作用
』
が兼ね備えられています。
長期間錆が拡大しにくい革新的な金属建材と言えるでしょう。
▶スレートからガルバリウム屋根へ
ガルバリウム鋼板(スレート小波
)を水下から水上へ葺いていきます。
予め屋根サイズを測り、1枚ものに工場でカットしたものを使用しています。
1枚ものにする事で、継ぎ目なしで屋根に取付る事ができ、雨漏り対策に強い屋根となります。
ガルバリウム鋼板(スレート小波
)は専用のステンレス製ビスで、しっかりと固定していきます。
ビスを打った後は、ビス穴から雨水が浸入しない様に、周りにコーキングを打っておきました。
屋根の側面にケラバ板金
の取付が完了すれば、次に棟板金
を取付ます。
ケラバや棟板金も屋根材と同様に、専用のステンレス製ビスで固定しコーキングでビス穴の隙間を埋めていきます。
ケラバや棟は風や雨の影響を受けやすく、強風に煽られると固定しているビスが抜けたり、飛来物によって変形を起こしてしまう場合があります。
そこで、ガルバリウム鋼板を使用する事で錆びに強い頑丈な屋根になりました。
▶棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金工事でお悩み解決!
排水を強化する為に大型雨樋(軒樋)・竪樋を取付けました
軒樋には大型雨樋のエアロアイアン・前高タイプ
を新規で取付けました。
強風や排水など厳しい環境に晒される大型建物では、高排水能力や
強度が雨仕舞にも求められます。
そこで今回使用した
前高タイプの大型
雨樋は、
工場の屋根に降り注いだ大量の雨水を適切に処理ができる雨樋となっています。
エアロアイアン・前高タイプは、ご覧の通り外観から見えない内吊金具
で軒先のラインがスッキリ見えて、衝撃や荷重に強くたわみにくい長寿命な雨樋です。
竪樋の取付も行いました。
こちらは雨樋が波板を貫通する仕様になっていますので、竪樋の大きさに波板をカットして、竪樋を取付けて行きます。波板と竪樋
には少し隙間が出来る為、雨水が入らない様に隙間へコーキング材を埋めておきました。
また、竪樋を固定する支持金具(でんでん)も新しくなり、これで大雨や強風時にも雨水から建物を守る事ができます。
工場の屋根にガルバリウム鋼板(スレート小波
)
を使用したカバー工法が全て完了しました。
経年劣化が進行して雨漏りが起っていた波型スレートですが、耐久性が高いガルバリウム鋼板を重ね張りする事で雨漏りが解消し、強く綺麗な屋根になりました。
2003年以前の波型スレート屋根にはアスベストが含有されている為、撤去時には特殊な作業が必要となります。撤去費用を抑えて修理を行う場合は、カバー工法をオススメします。
▶アスベスト含有屋根材の見分け方と最適な解決方法
経年劣化が進行した波型スレートのメンテナンス方法が分からない!とお悩みの皆さんも多いのではないでしょうか。街の屋根やさん堺店では、住宅だけではなく工場や倉庫の工事も承っていますので、お気軽にご相談下さいませ。
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