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泉佐野市のスレート屋根とモルタル外壁を既存と同じ雰囲気で塗り替え
泉佐野市 台風 台風 台風 台風
【工事のきっかけ】
泉佐野市の屋根・外壁塗装です。H様邸は築20年で、屋根か厚型スレート、外壁はモルタルの塗り壁です。平成30年に上陸した台風21号で屋根の棟板金が飛散したことがきっかけでご相談をいただきました。建ててから一度も塗り替えをされたことがなく、今回が初めての塗装工事になります。H様は以前から軒樋の隙間から見える野地板のささくれが気になっている、とのことで、塗装前に剥がれている野地板をカットし、塗料をしっかりと塗り込んでメンテナンスさせていただきました。「現状の外観と同じように仕上げたい」とのご希望で、イメージを変えずに塗装完了です!
基本情報
- 施工内容:台風 台風 台風 台風
- 施工期間:約10日間
- 築年数:約20年
工事で必要な仮設足場を全周に設置しました。
風雨被害箇所の修理のみでしたら、部分的に足場を設置するだけでよいのですが、この工事で屋根と外壁の塗装も行いますので全周に建てさせていただきました。
足場は、職人が安全に作業するにあたり必要になることがほとんどです。また、周囲にメッシュシートを張ることで、高圧洗浄時の汚れた水や塗装時に塗料が飛び散るのも防ぐことができます。
H様邸は屋根が急こう配ですので、屋根の上で作業することができません。そのため、屋根の上にも足場を設置しました。
職人が屋根の上を行き来したり、とどまって作業する際に屋根足場があると単管に掴まったり足掛かりになります。
スレートの塗膜が経年で傷んできて剥離したり苔が生えるととても滑りやすく危険ですので、現地調査の時に屋根に上がれないこともあります。
塗装工事に入る前に、台風で飛散した降り棟の板金を復旧しました。
棟とは屋根の頂点の水平部分のことで、降り棟とは軒先方向に降りる棟のことです。
飛散した棟板金が庭に落ちていて保管されており、再利用できそうでしたのでシーリングを充填して固定・復旧しました。
H様邸の降り棟の板金は、軒先側から順に重ねて施工されており、飛散した部分を後から釘留めするとなると釘頭がむき出しになってしまいますので、シーリングでの固定とさせていただきました。
写真のように、スレートがひび割れている箇所もありました。
スレートはセメントと繊維を主に加工されており、もともとは水を吸収する性質をもっています。そのため、表面を塗膜で覆い、防水性を加えています。その塗膜が経年で剥がれてくると、スレートが水を吸い込み、乾燥する動きを繰り返すことになります。そうすると、その時の収縮の動きでスレートが割れてきてしまいます。
スレートがひび割れても、下にはルーフィングという防水シートが控えていますのですぐに雨漏りすることはありませんが、ルーフィングが破損していると内部に浸入してしまいます。また、スレートの割れや反りがひどくなると、塗装によるメンテナンスができなくなる場合がありますので、劣化が進む前に定期的な塗り替えをお勧めしています。
割れたスレートの上から塗装しても元には戻りませんので、先にシーリングを充填して補修・防水しました。
H様が心配されていた軒先の野地板(屋根下地)のささくれ部分です。
2階のベランダから見ると、軒樋と外壁の隙間から板が剥がれてきているのが見えたので心配されていました。
軒先は雨水が集中しますので、経年で野地板の表面が剥がれることがあります。
野地板を部分的にでも張替えるとなると、上に葺いているスレートをめくらなければならず、現実的ではありませんし、費用もたくさん掛かってしまいます。こういった場合のメンテナンスは、ささくれている部分をカットした後に、塗料を塗りこんで保護する方法です。塗膜で覆ってあげると直接雨水に触れるのを防止できますので、劣化を遅らせることができます。H様邸もこの方法で処置させていただきました。
屋根の補修を行った跡、塗装の工程に入りました。
まずは高圧洗浄です。
屋根や外壁の塗装では、必ず「高圧洗浄」の項目があります。文字通り、高圧洗浄機を使用し、強い圧をかけた水で洗浄する工程ですが、きちんとした理由があります。
塗装面に汚れや古くなって剥がれてきている塗膜が残ったまま塗装すると、塗料に汚れなどが絡んで美しく塗装できないですし、塗膜がしっかりと密着しません。
また、せっかく塗った塗料が早い段階で剥がれてくる危険性もあります。
こういったことから、高圧洗浄は塗膜を長持ちさせてきれいに仕上がるためにも必須の工程だといえます。
高圧洗浄を省くとその分費用が抑えられますが、様々な悪影響を与え、結果、塗り替えないといけない・・・という事態に陥る可能性もありますので必ず行います。
屋根から洗浄し、軒天井、外壁へと作業を進めていきます。
汚れた水は下に流れていきますので、高い箇所から順に洗浄します。
屋根や外壁だけでなく、雨戸や網戸、窓も洗浄します。
窓は塗装しないですが、洗浄時の水で窓を汚してしまいますので、必ず一緒に洗浄します。
ベランダなどの外壁に付帯している部分も洗浄します。
普段は屋根や外壁などを洗うことはできないので、水洗いするとみているだけで気持ちがいいものです。
職人は、ただ水をかけているだけでなく、汚れや旧塗膜などを洗い落とせるように水圧を調整しながら洗浄しています。水をあてる向きも考えないと劣化した部分から内部に浸入することがありますので細心の注意を払って作業しています。
高圧洗浄後、乾燥させてから次の工程に入ります。
写真は屋根の縁切りをしている様子です。
スレート屋根の塗り替えでは、そのまま塗装するとスレートの隙間が塗料で埋まり、毛細管現象(水分が細い隙間に吸い上げられる現象)を引き起こして雨漏りすることがあります。
塗料で埋まった隙間を切る作業のことを「縁切り」と言い、あらかじめ縁切りできる部材を「タスペーサー」と言います。塗装前にタスペーサーという小さな縁切り部材をスレートの隙間に一定間隔で挿入しておくと、上から塗料を塗っても隙間を確保できます。
タスペーサーを屋根全体に挿入してから塗装します。
まずは下塗りです。
下塗りは、この上に塗り重ねる塗料をしっかりと密着させる工程です。
塗膜の劣化が進み、表面に塗膜がほとんど残っていない場合、スレートが水分(塗料)を吸い込んでしまいますので、上塗り塗料に厚みを持たせることができません。ですので、下塗りで塗料の吸い込みを抑えて調整しないといけません。
丁寧に下塗りし、塗装面の状態を整えてから中塗りします。
一般的に中塗りと上塗りは同じ塗料を使用し、2回に塗り分けることで塗膜を二重にして丈夫な塗膜を形成します。また、中塗りだけでは必ず塗りムラができ、美観性を損ねてしまいますので、上塗りで塗膜を塗り重ねて美しく仕上げます。
中塗り乾燥後、上塗りしました。
塗膜は薄いよりも厚みがある方が耐久性があります。塗料の性能(耐候性など)を発揮させるためには、規定の厚みが必要ですので、規定に従って塗装しないといけません。
高圧洗浄から始まり、上塗りまですべての工程を確実に行うことが大切です。
屋根塗装完了です。築20年が経過し、全体的に色褪せてきていた屋根が美しく蘇りました。
スレートの割れの補修箇所も塗装によりほとんど目立つことなく仕上がります。スレートの表面に丈夫な塗膜を形成しましたので、これからしっかりと雨水などの水分を弾いてくれ、雨漏りの心配もありません。
屋根に続いて外壁塗装を行いました。
H様邸の外壁はモルタルの塗り壁で、ひび割れがいくつか生じていました。
幸い、構造クラック(建物の強度に影響を及ぼす深いひび割れ)はなかったので、シーリングを充填して補修させていただきました。
外壁のひび割れは、雨漏りや木部を腐食させる原因なりますので、塗装前にきちんと補修します。
続いて外壁の下塗りです。
外壁も屋根と同様に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3工程に分けて塗装します。
下塗りには弾性の塗料を使用しました。弾性の塗料は細かいひび割れを埋めてくれる効果があります。
外壁の劣化の状況を見極めて、下地を整える塗料を選定しないといけません。
下塗り後、中塗りします。
外壁も屋根塗装と同じ理由で、中塗りと上塗りに分けて塗装します。
中塗りと上塗り塗料の色を変えれば塗り残しなく塗装できると思われがちですが、表面の塗膜が劣化して剥がれてきた時に中塗りの色が出て見た目に悪影響を与える可能性がありますので、基本的には同じ塗料をお勧めしています。
同じ塗料を使用しても、乾燥している面と塗った直後の面では色合いが異なりますので塗り残しなく塗装できますのでご安心ください。それでも心配で、中塗りと上塗りの色を変える場合は、同じ系統の色で塗り分けるといいでしょう。
中塗りをきちんと乾燥させて、上塗りし、塗膜を厚膜に仕上げました。
上塗り後、乾燥させた後の外壁の表面です。これからしっかりと雨水を弾いてくれるので、防水性を確保し、汚れも付きにくい外壁になりました。
外壁の仕上がりは、艶無し、半艶、艶あり、などお好みでお選びいただけます。
外壁塗装完了後、付帯部の塗装を行いました。
付帯部とは外壁に付帯している部分のことです。写真は雨樋を塗装している様子です。
塩ビ製の雨樋は紫外線にあたると色褪せ、割れやすくなるなどの劣化症状が進んでしまいます。塗膜で覆ってあげると、直接紫外線に晒されないので、劣化を遅らせ、美観性もアップします。
雨戸も塗装しました。
雨戸の素材(アルミなど)によってはあえて塗装しないこともありますが、H様邸の雨戸はルーバー部分は鉄製でしたので、錆を抑えるためにも塗装させていただきました。
雨戸や雨樋の面積は狭いですが、外壁がきれいになると古くなった部分がとても目立ってしまいますので、完成度を上げるためにも付帯部の塗装をお勧めしています。
各水切りも塗装しました。
水切りは、雨水が内部に浸入するのを防止するための金物です。
金物類は経年で錆が発生しますので、塗膜で覆って保護してあげると長持ちします。
付帯部の塗装は美観性を高めるため、そして保護するためにも必要です。
塗装完了後の様子です。
既存の外観と同じ雰囲気に仕上げてほしい、とのご希望でイメージを変えずに塗装しました。
周囲の住宅にもよく馴染み、落ち着いた佇まいです。
雨戸や雨樋、庇などの付帯部も既存んと同じ黒で統一して塗装しました。
全体的に引き締まり、美観性がアップしました。
足場を設置する際に1階のテラス屋根の平板を仮撤去させていただきました。塗装完了後、きれいに水洗いして復旧完了です!
【工事完了後】
塗装完了後の様子です。
既存の外観と同じ雰囲気に仕上げてほしい、とのご希望でイメージを変えずに塗装しました。
周囲の住宅にもよく馴染み、落ち着いた佇まいです。
雨戸や雨樋、庇などの付帯部も既存んと同じ黒で統一して塗装しました。
全体的に引き締まり、美観性がアップしました。
雨戸や雨樋、庇などの付帯部も既存んと同じ黒で統一して塗装しました。
全体的に引き締まり、美観性がアップしました。
足場を設置する際に1階のテラス屋根の平板を仮撤去させていただきました。塗装完了後、きれいに水洗いして復旧完了です!
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